鹿児島県は18日夜、県内で7例目となる新型コロナウイルスの感染者が確認されたと発表しました。
感染が確認されたのは、姶良市の70代のパートの女性です。今月12日に37.2度の熱や食欲低下、倦怠感、咳の症状が出たということで、翌13日にマスクを着用した上で一般外来を受診し、肺炎の症状が確認されました。
女性はその後、16日までは自宅にいましたが、17日に検体を採取し、18日にPCR検査の結果、陽性が判明しました。女性は感染症指定医療機関に入院していて、現在、体温は36.4度で食欲の低下はみられるものの、呼吸器の症状はないということです。
濃厚接触者は同居する40代の息子と20代の孫の女性の2人で、いずれも健康状態は良好ですが、県は19日までにPCR検査を行う方針です。感染源は分かっていませんが、同居する孫が先月31日から今月3日まで福岡を訪れていたほか、今月5日に福岡から孫の友人が感染者の女性の家に泊まりにきていたということです。
県内では7例目の感染確認となりますが、感染源が分かっていないケースは初めてで、知事は「人の移動が感染リスクを高めるので県をまたいでの移動を制限するなど、改めて県民の協力を強く要請したい」と述べました。