1914年(大正3年)1月12日の桜島大正噴火。噴煙は1万8000メートルに上り、火山灰や溶岩などの量は通常の分からの10万回分に相当するとされます。噴火後にはマグニチュード7.1の地震も発生し、一連の死者行方不明者は58人にのぼりました。京都大学の井口教授は、大正噴火級の大規模噴火を起こせるマグマの量はため込まれており、大規模噴火は、私たちが生きている間に起こる現象だと考える必要があると語ります。
桜島の大正噴火から今年で109年です。
1914年、大正3年に起こった大噴火で、噴煙は1万8,000メートルあがり、火山灰などは通常の10万回分相当にのぼりました。
噴火後、マグニチュード7.1の地震も発生し、死者・行方不明者は58人に及びました。
京都大学の井口正人教授は、大正噴火に匹敵する量のマグマが鹿児島湾北部の姶良カルデラに溜め込まれていると言います。
(京都大学 火山活動研究センター 井口正人教授)
「大正噴火級の大規模噴火は十分起こせる量がすでにあるということが分かっている」
「自分たちが生きている間に起きる現象であると考えないといけない」