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22日(日)に号砲!都大路に挑む鹿児島工業の紹介

今月22日に行われる全国高校駅伝・通称都大路。男子代表として初めて出場する鹿児島工業を紹介します。
全国高校駅伝、初出場の鹿児島工業陸上部。県内の公立高校としては実に56年ぶりです。チームを
率いるのは、リオオリンピック代表の上原美幸選手を育てた立迫俊徳さん。
監督就任2年目でチームを都大路に導きました。
立迫俊徳監督は、「都大路に行きたいというのが伝わってきた。それを上手くのせることができた。
僕がのっかったのかもしれない」。牛原幸英主将も、「緊張というよりは楽しみな部分が大きい。限られた高校しか行くことが出来ない。京都で思いをぶつけられるように」と大会への決意を語ってくれました。
都大路に出場するために選手のほとんどは親元を離れ下宿生活を送っています。食事を作るのは、前監督でコーチの東村光弘さん(68)。「満足に食べてもらうのが私の目標。腹いっぱいになるぐらい」と語る東村さんが、下宿の食事を作るようになったのは64歳になってからで、本格的な料理は独身以来ですが、部員たちには「おいしい」と好評です。元々は体育教師であり、赴任先の高校で都大路を目指してきた東村さん。鶴翔高校では県高校駅伝2位と都大路まであと一歩まで迫りました。東村さんは、「ちょっとでも私立高校に近づきたい。やっぱり下宿かな」と、練習時間を確保するため7年前、妻の実家を下宿に現在は自身も一緒に寝泊まりし、選手の生活面のサポートをしています。今の3年生は東村さんが勧誘してきました。橋口晋賀選手は「先生なんですけど面倒を見てくださって親みたいな感じ。1年生の時に救急搬送されたりと、すごい迷惑をかけた、それでも自分のことを強くしようと。自分たちのことを大事に考えてくれて、3年間のうちに1回でも都大路に連れていきたいという思いがあった」と語ります。秋に行われた県高校駅伝、優勝を大きく手繰り寄せたのはその3年生たちです。東隆成選手が4区で逆転しトップにたつと6区では橋口晋賀選手が区間賞の走りで2位との差を広げます。初の都大路出場という夢をかなえた東村さんと3年生たち。東隆成選手は、「先生に会ったら泣いてしまった。恩返しが出来た。この瞬間が味わいたかった。最高の瞬間でした。いい選手たちに恵まれて実現できた」。憧れの舞台に立つ鹿児島工業。目標は8位入賞です。

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