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かごしま国体 ボクシング成年男子 若き2人が延期を乗り越えつかんだ栄冠

鹿児島県阿久根市で行われているボクシングは、優勝ラッシュにわきました。若き2人のボクサーが国体延期を乗り越え、頂点をつかみました。

成年男子で一番体重の軽いライトフライ級で、決勝にのぞんだのは地元期待の荒竹一真選手。鹿屋工業高校時代、国体、インターハイなどで5回の優勝を飾り、2020年、高校生最後となるかごしま国体にも選出されていましたが、コロナで延期となりました。

3年越しの思いを胸に同じ駒澤大学のチームメイト、宮崎の金谷成留選手と対戦。赤コーナー・荒竹、やや苦しむ場面もあったものの、持ち前のスピードとフットワークで後半、盛り返します。判定の結果は4ー1。地元・鹿児島で優勝を果たしました。

(成年男子ライトフライ級 荒竹一真選手)「国体があったからこそ自分が成長できたし、大きな大会で成果を出すことができて良かった」

続く成年男子ライト級では、鹿児島城西高校出身の大園丈太郎選手が決勝に進出。国体九州ブロック王者、沖縄の與座選手に苦しみますが、強みのスタミナをいかし、後半、相手を追い詰めます。こちらも勝負の行方は判定へ、結果は!
4ー1の判定勝ち。涙にむせぶ大園選手、初の全国制覇です!

(成年男子ライト級 大園丈太郎選手)「涙が一気に溢れてきて、夢なんじゃないかと思った。記憶がないくらい嬉しかった」

地元の大きな声援を背に荒竹、大園ともに二十歳の若きボクサーが、頂点に立ちました。

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