10月の本会期を前に始まった、かごしま国体の会期前競技。
9月17日に行われた新体操で、この大会、県勢最初の入賞が生まれました。
個人・団体の総合得点で順位が決まる新体操・少年女子。17日は5人1組で演技する「団体」がありました。
前日行われた個人。選手それぞれが持ち味の演技を見せたものの、ミスなどもあり涙の11位スタートとなった鹿児島県代表。「個人が終わってから団体が始まるまで全員で挽回しようと表情や空気を換えて臨んだ」と話した弓削きらら選手(鹿児島純心女子1年)。目標の8位入賞へ、会場の大声援を背に演技に臨みました。
最後から2番目の出場だった鹿児島。演技前で、入賞ライン=8位・静岡との差は26.8点。これを上回らなければ入賞とはならない中、息のそろったステップと、巧みな表現力で会場を魅了します。結果は28.000点。芸術点で全体2番目の好評価を得た鹿児島は、個人と合わせて、48.525点で7位入賞。今大会、県勢最初の入賞を果たしました。
演技後、チームリーダーの弓削きらら選手は「今までやってきたことを出し切るという強い気持ちを持って、地元開催のプレッシャーに負けずに挑んだ。かごしま国体の中で新体操が1番最初と知っていたので、いいスタートが切れてよかった」と話しました。また、団体5人の中で唯一の中学生、黒木花選手(川内中央中3年)は「入賞ができたのは、いつも支えてくださる方や応戦してくれる人がいたから。最後までやり切れたので感謝したい」と笑顔で話しました。
【17日(日)の県勢の結果】
新体操
少年女子団体総合 7位入賞
ビーチバレー
少年女子 折尾・末吉ペア(指宿商業) 3回戦進出
水球
少年男子 1回戦敗退