熱戦続く高校野球・夏の鹿児島県大会。7月6日には1回戦5試合が行われました。
平和リース球場の第1試合では、3年ぶりに夏の単独出場を果たした指宿と、串木野・薩摩中央・鶴翔の連合チームが対戦。
試合は互いに譲らない展開が続き1対1で終盤を迎えます。7回表、指宿は1番・和田が3ベースヒットでチャンスを作ると、続く2番・瀧がタイムリー。さらに1点を追加し3対1とすると、ここで守る連合にアクシデントが。
ピッチャーの川崎(串木野3年)が足を痛め4人の守備位置を変更することに。アクシデントに苦しむ連合に対し、指宿は続く8回も打線が爆発。打者一巡の猛攻で一挙に7点を奪います。
そのウラ、10対1と9点を追う連合が意地を見せます。足を痛めた4番の川崎がライトオーバーのヒットを放つと、痛みに耐えながら3塁まで疾走。続く5番・児浦の犠牲フライで1点を返すと、6・7・8番と3者連続ヒット。さらに1点を奪い10対3。コールド回避まであと1点とするも反撃はここまで。
10対3の8回コールドで、指宿が5年ぶりの夏の1勝。2回戦進出を決めました。
連合チームで戦った川崎將斗選手(串木野3年)は「自分が途中でマウンドを降りてしまったのが一番の悔い。それでも大人数で出来てとても楽しかった」と話しました。
また、チームをまとめた串木野高校の濱涯監督は「高校野球をやってくれてありがとう。それぞれが何年後かには単独で出られるようなチームを目指していこう」と選手たちに伝えました。
なお、この日予定されていた、山川・加世田常潤・川辺の連合チームと樟南第二の試合は、連合チームの棄権により樟南第二の不戦勝となりました。連合チームの選手登録していた10人のうち1人がけが、1人が体調不良となり、9人がそろわなかったということです。
6日の結果
【平和リース球場】
指宿 10−3 串木野・薩摩中央・鶴翔(8回コールド)
鹿児島工業 3−2 志布志
【市民球場】
れいめい 6−0 川薩清修館
錦江湾 9−1 甲南(7回コールド)
吹上 7−5 曽於