高校球児憧れの聖地「甲子園」を目指す高校野球夏の鹿児島県大会。大雨の影響で順延が続いていましたが、7月5日には3日ぶりに試合が行われ、シード校も初戦を迎えました。
2日続けて順延となり3日ぶりに行われた夏の県大会。市民球場の第2試合では、双子のバッテリーがチームを引っ張る喜界高校と鹿児島高専が対戦しました。
試合は中盤に動きます。同点で迎えた6回表。喜界はチャンスを作り、4番のキャプテン・住友晴城がタイムリーヒット。2対1と勝ち越します。しかし、そのウラ。鹿児島高専は、喜界の住友晴哉・晴城のバッテリーを攻め立て満塁とすると犠牲フライで同点に。なおも、1アウト2・1塁の場面で5番の晴が場外への3ランホームラン。鹿児島高専が逆転に成功します。
追いかける喜界はその後、弟の晴哉から兄・晴城に投手を交代。守備からリズムを作り反撃を見せるも、あと一歩届かず5対3試合終了。鹿児島高専が初戦突破です。
試合後、喜界高校の住友晴城キャプテンは「1球のミスが大量得点につながって負けてしまうと改めて身に染みた。(弟の晴哉には)まだ声をかけていないが、18年間ありがとうと感謝を伝えたい」と話してくれました。
そのほか5日は、神村学園(第1シード)・鹿児島城西(第2シード)も初戦を迎え、それぞれ苦しみながらも終盤に地力を見せ、2回戦進出を決めています
5日の結果
【平和リース球場】
神村学園(第1シード)3−1 川内
松陽 11−1 屋久島(6回コールド)
隼人工業 13−1 明桜館(5回コールド)
【市民球場】
鹿児島城西(第2シード)4x−3 加治木工業(延長10回)
鹿児島高専 5−3 喜界
鹿児島南 5−2 出水