大混戦の明治安田生命J3リーグ。鹿児島ユナイテッドFCは7月9日、ホームで福島と対戦。快勝で2位浮上です。
前節、首位・富山との一戦を制し、勝点差「2」に詰めた3位の鹿児島。
連勝をかけ、約2か月勝利から遠ざかっているホームで、下位・福島との「ユナイテッドダービー」に臨みました。
試合はいきなり動きます。立ち上がりから攻勢に出た鹿児島は前半6分、スローインからパスをつなぎ、最後はロメロが右足を振りぬきゴール。好調ロメロの今季初得点で鹿児島が先制します。
その9分後、コーナーキックからネットを揺らされると1度はオフサイドの判定に。しかしその後、判定が覆り同点、試合は振り出しに戻ります。
鹿児島は前半終了間際、相手選手のハンドでPKを獲得。絶好のチャンスでしたが、キッカー・藤本が枠をとらえられずに1対1で試合を折り返します。
ホーム戦白星をつかみたい鹿児島は、エンドが変わった後半11分。相手陣内深くで、パスが乱れたのを見逃さずに渡邉が直接シュート。一瞬の隙をついた渡邉の2試合連続ゴールで勝ち越しに成功します。
このゴールで勢いに乗ると、後半18分には、野嶽のミドルのこぼれ球をロメロが身体を張ってキープ。そこに、走りこんだ中原が冷静に押し込んで3点目。リードを広げると、最後まで流れを渡さず3対1で試合終了。
ホーム戦、約2か月ぶりの勝利で2位浮上です。
今節は、裏で1位富山、2位愛媛の直接対決が行われ、4対3で勝利した愛媛が首位へ。
ユナイテッドFCは勝点差「1」の2位に、富山が3位と順位が入れ替わりました。
次の試合は7月16日(日)、アウェーで、勝点差「4」の6位・沼津と対戦。翌週以降、首位・愛媛、3位・富山と上位チームとの対決が続く熱い夏を迎えています。