高校生長距離ランナーの憧れの舞台です。
11月2日に、その大舞台をかけた県予選が行われました。
男子のレースは1区で鹿児島工業が、1年生米永の区間賞の走りで流れをつかみます。
しかし、スピード区間の2区3キロで、首位と8秒差の3位でタスキを受けた鹿児島城西1年の林川が猛追。
区間記録まであと1秒という好タイムで逆転します。
2区を終えて、鹿児島城西に15秒差をつけられた鹿工は、3区柳田が粘りの追走。
トップを追い続け、9秒差でタスキを繋ぐと、4区で3年生東が鹿児島城西を逆転し、先頭に立つと、逆に54秒差をつけて、5区へタスキを渡します。
このまま首位を守り切った鹿児島工業が、初優勝。
都大路の切符を掴みました。
公立高校としては、1968年の出水工業以来、56年ぶりの優勝です。
2位には連覇を狙った鹿児島城西、3位には鹿児島実業が入り、九州高校駅伝出場を決めました。
女子は1区で神村学園の瀬戸口が区間賞の走りでタスキを繋ぐと、2区以降も全区間で区間賞を奪った神村学園が、9年連続31回目の優勝を果たしました。
2位には鹿児島、3位に鹿児島女子が入り、九州高校駅伝出場を決めました。
今大会から、県大会優勝校を除いた地区大会最上位校にも都大路出場権が与えられます。
南九州代表を決める九州高校駅伝は、今月16日(土)、宮崎県で行われます。