花園出場をかけた、全国高校ラグビー大会県予選は、５日に準決勝２試合が行われました。
第１試合は、鹿児島実業対甲南・鹿児島の連合チーム。
キックオフ直後、鹿実はフランカー原口がトライ。開始わずか９秒で先制します。
その後も、ウィング谷河が前半だけで３トライを奪う活躍を見せるなど、
鹿実が大きくリードを奪い試合を折り返します。
追いかける合同チームは、後半にＦＷで押し込み、
最後はロック倉園がトライをあげ意地をみせますが、
その後もトライを重ねた鹿児島実業が６３対１０で勝ち、決勝進出を決めました。
小嶋悠照キャプテンは、
「決勝はどれだけ雰囲気良くできるかがカギだと思うので、雰囲気を上げて、
１・２年生とできる１試合１試合を楽しんで頑張りたい」と
決勝戦へむけての決意を語りました。
第２試合は、鹿児島工業と加治木工業の対戦。
試合は、序盤から風上に立った鹿児島工業が攻め、加治木工業が粘りのディフェンスで
ゴールラインを懸命に守ります。
前半終了間際には、鹿児島工業が大外から突破を図りますが、
加治木工業は鋭いタックルでしのぎ、トライを許しません。
試合が動いたのは後半７分。
「シンプルにいこう」と声を掛け合った鹿児島工業は、
得意のモールで押し込みトライ。ついに試合を動かします。
その６分後、加治木工業はラインアウトからトライを奪いますが、
終盤、トライを重ねた鹿児島工業が２４対５で接戦を制しました。
鹿児島工業の岩城廉キャプテンは、
「決勝は今日以上に接戦になると思うが、勝って花園に行きたい」と
決勝への意気込みを語りました。
決勝のカードは鹿児島実業対鹿児島工業となり、２年連続で同じ顔合わせになりました。
決勝戦は、１０日（日）の１３時２分キックオフです。
ＭＢＣテレビでは、午後０時５４分から実況生中継でお伝えします。
