マレーシアのニライで6月14日から行われている「2023アジア選手権トラック競技大会」の2日目。鹿屋体育大学卒の橋本英也選手が、2日続けて頂点に立ちました。
このアジア選手権では初めて行われた「エリミネーション」競技。周回ごとに、一番後方を走っている選手が「エリミネイト」=除外されていくという、サバイバルレースです。
14人で争われた決勝。橋本選手は序盤は集団の中でレースを進めましたが中盤は作戦を変え、後方から先行する選手を見極め、抜いて前に出る形で優勝争いに残ります。そして最後の3人となった場面で、一気に前に出て後続との差を広げると優勝を確信。最後は、後ろを落ち着いて見ながらのレースで優勝。この競技、アジア初代王者に輝きました。
レース後、橋本英也選手(鹿屋体大卒)は「今回、アジア選手権で初めて開催されたエリミネーションで優勝することができて本当に嬉しいです。世界選手権のエリミネーションでメダルを取ったことがないので、今後は、そこでメダルを獲得したいです。自転車競技の振興のために、自転車競技で結果を残して色々な人に認知してもらえるように頑張っていきます。」と話していました。
大会は、現地時間6月19日まで行われる予定です。