高校野球・春の県大会決勝が4月4日に行われ、樟南と鹿児島城西が対戦。勝敗の行方は最後まで分からない、接戦となりました。
決勝戦は、ともに準決勝をコールドで勝ち上がった樟南と鹿児島城西の対戦。両チーム無得点で迎えた5回表。樟南は1番・茶園のソロホームランで先制すると、続く6回にも6番・小峰のタイムリーヒットでヒットで1点を追加し、2対0とリードを広げます。
追いかける城西はそのウラ、ランナーを1人置き3番・明瀬がライトへの2ランホームラン。6回からマウンドに上がった明瀬の一振りで同点に追いつきます。
その後、両チームは1点ずつを加え3対3の同点で最終回の攻防へ。9回表、樟南は先頭・茶園が2ベースヒットで出塁しチャンスを作るも、後続3人を明瀬に抑えられ勝ち越しならず。すると9回ウラ、城西は連続ヒットで2アウトながら2・3塁のチャンスを作ると、2番・濱田がサヨナラのタイムリーヒット。
鹿児島城西が4対3のサヨナラ勝ちで接戦を制し、春の大会11年ぶりの優勝を果たしました。
ホームランを打つなど、投打の二刀流で活躍した明瀬諒介選手は「ランナーが1塁にいたので、ホームランではなく、つなぐことを意識して打席に入った。外角のボールをうまく引きつけ、ライト方向に持って行けて良かった。」と話しました。
また、試合を決める一打を放った浜田陵輔選手は「最後の打席は自分のスイングを信じて打った。負けたチームの分まで背負って、九州大会で優勝できるように頑張る。」と力強く語りました。
優勝した鹿児島城西は、4月22日から熊本県で開かれる九州大会に県代表として出場します。