明治安田生命J3リーグの2023シーズンが3月4日に開幕。鹿児島ユナイテッドFCはホームで初戦を迎えました。
昨シーズン勝点1に泣き、リーグ3位だった鹿児島ユナイテッドFCは悲願のJ3優勝・J2再昇格に向けて、開幕戦でJリーグに新規参入のFC大阪と対戦。
試合はいきなり動きます。前半2分に、左サイドでボールをキープされると一瞬の隙をつかれ、低く速いクロスボールを中央で合わせられ先制を許してしまいます。その後、前半終盤にチャンスを作ったユナイテッドFCでしたが、相手ゴールマウスをこじ開けることができません。
集まった5999人のサポーターへ勝利を届けたいユナイテッドFCは後半も、チャンスを作るも得点を奪えない時間が続きます。それでも諦めず、粘り強く攻撃を仕掛けると試合終了間際の後半44分。途中出場の五領が右サイドからのコーナーキックでピンポイントにボールを入れ、中央でキャプテンの広瀬が頭で合わせ、同点に追いつきます。
この後、相手の気持ちが落ちたタイミングを見逃さなかったユナイテッドFC。2分後のアディショナルタイムには、ペナルティーエリア内でシュートのはね返りを収めた薩川が左足を振り抜き、ゴール右隅に突き刺し逆転!全席での声出し応援が戻ったスタンドが、歓声に包まれます。
これが決勝点となったユナイテッドFCが2対1で勝利し、開幕白星スタートです。
試合後、逆転弾を決めた薩川淳貴選手は、「(開幕戦ということで)固い試合になるとは思っていましたが、想像以上でした。その中でも、負けずに、勝点3を取れたのは嬉しいことです。シーズンイン前に「走って」トレーニングしてきた成果が、逆転のプレーにつながったと思います。」と表情をゆるめながらインタビューに答えました。
ユナイテッドFCは、次の試合もホーム戦。3月11日(土)にFC今治と対戦します。