鹿屋市を拠点に活動するアマチュアボクシングの岡澤セオン選手が、パリ五輪に向けて大きな一歩を踏み出しました。
2月26日までの2日間、神奈川県で行われたパリ五輪につながる「アジア大会」の日本代表選考会。
男子71キロ級の岡澤セオン選手は26日の決勝で脇田夢叶選手(日本体育大学3年)と対戦。
序盤から持ち味のフットワークを生かし、ノーガードからパンチを繰り出し相手を翻弄します。3ラウンドとも優位に試合を進めた岡澤選手は5対0の判定勝ちで勝利し、今年9月に開幕するアジア大会(中国・杭州)の日本代表に内定しました。
試合から一夜明け、MBCの取材に応えて下さった岡澤選手は…
「日本代表に決まり、パリ五輪予選に当たる大会に出場できるということに「ホッとしている」自分がいます。知らず知らずにプレッシャーを感じている自分がいたのにも気づきました。ただ、目標のパリ五輪での金メダルやアジア大会での枠取りに向けては、もっともっと努力していかないといけないと思いました。今大会では1戦目も2戦目・決勝も入りが悪かったのが反省点です。それでも2・3ラウンドで建て直せたのは収穫でした。さらに、これまでは前の手を使ってジャブでポイントを稼いでいましたが、今回は左のストレートでポイントが獲れたので、よりポイントが獲れるボクシングに進化・成長できていると感じられました。多くの方が喜んでくれて、これからへの期待のメッセージも貰い、それが励みになりました。そのような人たちを裏切らないように、ここからまた一歩踏み出したいと思います。」と、試合直前の時期の緊張した表情とは全く違う笑顔で答えて下さいました。