りそなグループB2リーグで、昇格シーズンながら前節まで8勝1敗で西地区首位と、開幕ダッシュに成功した鹿児島レブナイズ。2日と3日の相手は、2016年のBリーグ開幕からB1で戦い続け、今季初めてB2に降格した東地区4位の富山グラウジーズと、サンアリーナせんだいで対戦しました。
【GAME1 11/2(土)】
序盤から3P好調の富山が主導権を握ります。非常にタイトなディフェンスでレブナイズになかなか楽なシュートを打たせず、前半で38-56と富山が18点をリードします。しかし後半、レブナイズもディフェンスからリズムを作り、徐々に攻撃の歯車もかみ合ってきます。14点差で迎えた4Q。レブナイズのディフェンスがさらに激しさを増します。特にガードの森田が相手のガードに激しく当たり、攻撃のリズムを作らせません。すると、ゲインズJrやハームスが次々に得点。6分以上富山の得点を許さず一気に追い上げ、残り1分でついに1点差!場内大歓声で周りの声が聞こえなくなるほどの盛り上がり!しかし反撃もここまで。82-85で惜しくも敗れ、連勝は4でストップしました。
★鹿児島 24 14 24 20 | 82
☆富山 26 30 20 9 | 85
#23 ゲインズJr:26得点
#3 ハームス:16得点・10リバウンド
#5 伴馬:11得点
#11 森田:6得点・6アシスト
【GAME2 11/3(日)】
序盤から連続してミスを誘われたレブナイズ。一方富山は中から外から次々に得点を重ね、1Qはなんと9-32と、レブナイズは大きく差をつけられます。しかし2Qは上良やゲインズJrの3Pなどでレブナイズが28得点と追い上げを見せます。後半3Qに一時11点差まで詰め寄りますが、要所で富山のケネディが3Pを連発。再びじわじわと差を広げられ、万事休す。64-90の完敗で、今シーズン初の連敗を喫しました。富山のケネディは3P6本含む25得点、ワットに24得点を奪われ、レブナイズの個人二桁得点は15得点のゲインズJrのみという結果でした。
★鹿児島 9 28 14 13 | 64
☆富山 32 22 17 19 | 90
#23 ゲインズJr:15得点
◆カレロHC『早い段階からゲームを支配されてしまい、自分たちのバスケットを遂行することができなかった。富山は経験や質など高いレベルを持っており、我々もこの試合から多くのことを学ばないといけない試合だった。もう一度足元を見つめなおして、一試合一試合、毎週毎週、毎日毎日と日々どこまでやれるのかチャレンジを行い、さらなる成長につなげていきたい』
◆#9藤本『自分たちの強みである走って前からプレッシャーをかけるという展開を試合をとおして出すことができなかった。これまでの結果についての自信は持たなければならないが、一方で自分たちはチャレンジャーだということも忘れてはならないと再認識した。良かった点、悪かった点をしっかりと整理し、チーム一丸となって次の千葉戦に臨みたい』
◆#32武藤キャプテン『ディフェンスの強度を上げて、チームとしてどう守っていくかを遂行出来ていた時間は自分たちの展開をつくることができたが、結果的にそれを続けさせてくれなかった富山が一枚上手だった。勝つためにはチーム全員が共通理解を持餅、信じきって最後まで戦うことが重要となる。今日の敗戦を無駄にしないためにも、主将としてもう一度チームを引き上げるように努めていく』
8勝3敗でかろうじて単独首位を守っているレブナイズですが、今節は非常に大きな課題を背負いました。次節は開幕11連勝で東地区1位、優勝候補筆頭といえるアルティーリ千葉とのアウェーゲーム。圧倒的な強さを誇る千葉にどう挑むのか。シーズン序盤戦の大きなヤマ場を迎えます。
【B2西地区順位表】(11/3現在)
① 鹿児島レブナイズ 8勝3敗 .727
② ベルテックス静岡 7勝4敗 .636
③ ライジングゼファー福岡 5勝6敗 .455
④ 神戸ストークス 5勝6敗 .455
⑤ バンビシャス奈良 5勝6敗 .455
⑥ 熊本ヴォルターズ 1勝10敗 .091
⑦ 愛媛オレンジバイキングス 1勝10敗 .091
【B2東地区順位表】(11/3現在)
① アルティーリ千葉 11勝0敗 1.000
② 信州ブレイブウォリアーズ 8勝3敗 .727
③ 富山グラウジーズ 7勝4敗 .636
④ 福井ブローウィンズ 7勝4敗 .636
⑤ 青森ワッツ 5勝6敗 .455
⑥ 山形ワイヴァンズ 4勝7敗 .364
⑦ 福島ファイヤーボンズ 3勝8敗 .273