サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCが1月11日にシーズン最初の練習を行い、J3優勝・J2再昇格を目指す新たなシーズンに向けて、本格的にスタートを切りました。
上着を脱ぎたくなる温かい日差しのなか、新加入選手を含む23人が参加し、大嶽直人監督の今シーズンの練習にかける思いと「頑張って行こう」の掛け声で始まった初練習。J3リーグは昨シーズンより4試合増えるため、最後まで戦い抜くために必要になる「フィジカル面」のトレーニングからスタートしました。
昨シーズンは終盤で失速し、勝点1差で3位。新たに9人の選手を加えてJ2再昇格に挑む鹿児島ユナイテッドFC。就任2年目の大嶽直人監督は新加入選手らに積極的に声をかけていました。
練習後半のミニゲームでは、既存の選手と新加入の選手が互いに声をかける場面が多くみられました。
その中心となった一人が、2年目を迎えた有田光希選手。「まだまだ『固い』新加入選手もいるので、そこをほぐしていくのも自分の役割だと思っている。いい雰囲気を作っていきたい。」と笑顔で語りました。
鹿児島ユナイテッドFCは1月24日から指宿キャンプを行い、3月上旬の開幕戦(新加入:FC大阪と対戦)に向けてチームを作って行きます。
練習後のインタビューで初練習の感想を聞かれた大嶽直人監督は、「新加入選手がいることで、組織力が高まるのかなと感じた。新加入選手を最大限に活かせる状況にチームがあるとも思った。」と真剣な表情で語りました。
また、昨シーズン優勝のJ3いわきから新加入となった鈴木翔大選手は、「チームの雰囲気もいいので、その中で自分の色を早く出していきたい。鹿児島が去年取れなかった勝点1、あと1勝を、自分がもたらせなければならないという責任感を持ってやっていきたい。」と話しました。