県高校総体の剣道が鹿児島市で6月1日まで行われました。
剣道の個人戦は3本勝負で先に2本、一本をとれば、勝利がきまります。男子の個人戦を制したのは錦江湾の児玉諒太郎選手。女子も錦江湾の藤崎奈緒選手が優勝しました。
男子の個人戦を制した、志布志市出身の児玉諒太郎選手は「何回も嫌だと思うことはあった。しかし、勝った時の喜びが大きくて、剣道を辞めたいとは思わなかった。今回3年生で初めて県大会優勝できて良かった。全国大会では、県の皆の気持ちを背負って、堂々と自分の剣道をしたい。個人でも団体でも日本一を取りたい」と、大分で開催される全国大会へ向けての意欲を語りました。
また、5人で争われる団体戦は男子は錦江湾高校が優勝。女子は樟南高校が制しました。
樟南高校の新村主将は「勝った瞬間涙が出て嬉しかった。先鋒なので、チームの流れを作って、一本取ろうと思っていた。自分が仕上げてきた技で一本が取れて良かった。次鋒からは2年生だったが、頼りになるメンバー。頼んだぞという気持ちで後に託した。この3年間でメンタルが強くなった。剣道は5人制だが1対1の対戦。自分のせいで負けたと思う瞬間もあるが、だからこそメンタルが強化された。全国制覇を目標に、チームでもっと強くなっていきたい」と話していました。
応援に駆け付けた新村主将の両親は「「樟南高校に進むという選択も、普通科に進んで勉強も頑張るという選択も、本人で決めていた。3年間弱音を吐かずやり切った。強くなったなあと思う」と喜んでいました。
剣道のインターハイは、8月4日から大分で始まります。