サッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFCは、3月6日、クラブ史上初めて臨むルヴァンカップ初戦で、ジェフユナイテッド市原・千葉と対戦。1点を守り切り2回戦進出です。
国内3大タイトルの1つ「YBCルヴァンカップ」。Jリーグ開幕の前年・1992年に始まった歴史ある大会で、今年はJ3までの全60チームで優勝を争います。
初出場となるユナイテッドFCは、直近のリーグ戦から中3日。スターティング11のうち、センターバックの岡本以外を入れ替えて試合に臨みました。相手は去年J2・6位の千葉。ユナイテッドFCは前半、サイドからの攻撃でチャンスを作ります。再三相手ゴールに迫りましたが得点を奪えません。
対する千葉は、タテへの速い攻撃でユナイテッドFCゴールに迫ります。後半、ユナイテッドFCは守りの時間が長くなりますが、体を張ったディフェンスで得点を与えず。すると後半27分、高い位置でボールを奪った中原がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。このPKを途中出場の鈴木がゴール右隅に決め、ユナイテッドFCが先制します。その後も、追加点を狙い続けたユナイテッドFC。守っては今シーズン初めてのクリーンシートで1対0で勝利、2回戦進出を決めました。
試合後、決勝ゴールの鈴木翔大選手は「誰が出ても同じようなサッカーができる熱量持って試合に入れるのが今のチーム。自分たちらしいサッカーを相手関係なく見せていきたい」と話しました。また、今季初先発となった広瀬健太選手は「今日出たメンバーもリーグ戦に出たい思いもあるが、まずは自分の与えられたところで100パーセントやることが自分たちの成長につながると思う。チームの底上げがチームを大きくする。きょうの勝利は大きい勝利」と話しました。
ルヴァンカップ2回戦は4月17日、ホーム・白波スタジアムでJ1・東京ヴェルディを迎え撃ちます。