明治安田J3の鹿児島ユナイテッドFCは、17日、ホームで福島と対戦し5対0と快勝。順位を3位に上げました。
梅雨入り翌日、雨の鹿児島市。ここまで5位のユナイテッドは、8位福島とのユナイテッドFCダービーに臨みました。立ち上がりは、リーグ1位の得点数を誇る福島に押される展開に。対するユナイテッドは、河村を中心に相手ゴールに迫るも得点を奪えず。0対0で試合を折り返します。
「狙いどころを決め、素早く攻め切ろう」と話して臨んだ後半。ユナイテッドは徐々にペースを掴むと、迎えた後半18分。河村が積極的なプレスから倒されPKを獲得。「見方の選手の声も相手の選手の声も聞かずに自分だけの世界に入って、ゴールが大きく見えて決められる自身があった」と語った河村は、PK落ち着いて沈め、開幕から13試合で待望の今シーズン初ゴール。ユナイテッドが先制します。
数的有利となったユナイテッドは、その6分後、千布のチーム加入後初ゴールで2点目を挙げると、この日が誕生日の杉井のバースデーゴールでさらにリードを広げます。この日のユナイテッドは、まだ止まりませんでした。後半45分には、今年から背番号10を背負う武も今季リーグ戦初ゴールをあげ4点差。アディショナルタイムにはンドカが決め、さらに突き放したユナイテッドは、5対0の大勝で2か月ぶりの連勝を果たし、順位を3位に上げました。
試合後、先制ゴールの河村慶人選手は「うれしい気持ちとほっとした気持ちでいっぱい。またきょうみたいにチームを勝たせられる選手になっていきたい」と話しました。一方、相馬直樹監督は「(次は)今までで1番厳しく迎えないといけないと思う。大勝した後はいいゲームにならないことが非常に多い、本当に波に乗っていけるようにしたい」と勝って兜の緒を締めました。
順位を3位に上げたユナイテッド、首位・栃木Cとの勝点差は5です。
次の試合は今度の25日(日)、天皇杯1回戦でJ2の今治と対戦。
翌週31日(土)は、勝点差5で追う2位FC大阪とアウェーで対戦。勝利が必要な一戦です。









