りそなグループBリーグB2はレギュラーシーズン最終節。西地区2位を確定させた鹿児島レブナイズは20日と21日、西地区6位の神戸ストークスとアウェーで対戦しました。
【GAME1 4/20(日)】
神戸の新アリーナにはB2最多記録となる10062人が入場した第1戦。前節のケガでPG兒玉を欠く上、コンディション不良でエニスも出場無しのレブナイズは、序盤から神戸に主導権を握られます。さらに1Q途中でゲインズJrが負傷退場となる大ピンチ。1Qで7-23と大きくリードを許すと、2Qに入っても最初の5分間でわずか2得点。前半は20-44で終えます。日本人のみでの戦いを長時間強いられることになった後半ですが、ここで奮起したのがベテランの藤田。持ち味のディフェンスに加え、3Pも2本決めるなど追い上げをけん引します。ゾーンディフェンスが効果的に機能して、後半のみの得点は神戸を上回りましたが背中は遠く、67-87で敗れました。
☆神戸 23 21 19 24 | 87
★鹿児島 7 13 23 24 | 67
#12 藤田:13得点
#10 駒水:10得点
#11 森田:9得点・5アシスト
【GAME2 4/21(月)】
兒玉、エニスに加え、前日のケガでゲインズJrと駒水まで出場できなかった第2戦。今季最大のピンチの中、序盤からエナジー全開のレブナイズはハームスと伴馬の3Pで幕開けという、第1戦とは逆の展開に。上良が前半だけで3Pを4本決めるなど、46-37と9点リードで折り返します。ところが後半、インサイドを神戸に支配されると、3P攻勢で一気に逆転を許し、3Q終了時で8点のビハインドに。しかし4Q、上良や伴馬の3Pなどでじわじわ追い上げ、残り38秒のハームスのシュートでついに同点。延長に突入します。すると堅い守りからの速攻で藤本がスピードを生かして3連続得点。延長戦の主導権を握り、最後まで集中した試合運びで95-89で勝利。レギュラーシーズン最終戦を最高の内容で締めました。
★神戸 18 19 31 8 13 | 89
☆鹿児島 20 26 14 16 19 | 95
#93 上良:20得点(3P 6/12)
#3 ハームス:18得点
#5 伴馬:16得点・10リバウンド
#9 藤本:16得点
#11 森田:10得点
#12 藤田:5得点・5アシスト
◆カレロHC『長いシーズンの最後は、これまでの戦いを象徴し、自分たちの誇りを感じる試合となった。限られたメンバーでの戦いとなったが、ベテランも若手も関係なく、それぞれが自分たちのやるべきことを責任を持って遂行してくれた。勇気を持って立ち向かってくれた選手たちを誇りに思う。素晴らしいアリーナで厳しい試合を経験でき、プレーオフに向けて大きな自信につながる試合だった』
◆#11森田『サイズがない中での試合だったので、できる限りペースを上げて自分たちのリズムに持ち込むことを意識した。GAME1から良い形で3Pも打てていたので、決まったことで良いリズムを生むことができたと思う。プレーオフはホームで戦いとなるため、相手を圧倒できるよう戦っていきたい』
◆#93上良(キャリアハイ3P6本)『限られたメンバーであったが、チーム全員で戦った試合だった。今日は空いたら思い切りシュートを打つことを決めていたのでそれが得点につながり、リバウンドでも相手の高さに苦戦しながらも、全員でファストブレイクに繋げられた。メンバーがいない中でも戦えることは証明でき、プレーオフへ向けて大きな収穫ともなった』
快進撃の昇格初年度となった今季レギュラーシーズンを37勝23敗の西地区2位で終えたレブナイズ。B1昇格プレーオフ初戦のホーム開催を決めています。B1クラブライセンスも取得し、プレーオフで上位2チームに入ればB1昇格となります。プレーオフ準々決勝は5/3から西原商会アリーナで行われ、東地区3位の信州ブレイブウォリアーズと3戦2勝方式で戦います。
【B2西地区順位表】(4/21最終)
① ライジングゼファー福岡 42勝18敗 .700(地区優勝)
② 鹿児島レブナイズ 37勝23敗 .617(PO進出)
③ ベルテックス静岡 34勝26敗 .567(PO進出)
④ 熊本ヴォルターズ 27勝33敗 .450(PO進出)
⑤ バンビシャス奈良 26勝34敗 .433
⑥ 神戸ストークス 25勝35敗 .417
⑦ 愛媛オレンジバイキングス 5勝55敗 .083
【B2東地区順位表】(4/21最終)
① アルティーリ千葉 57勝3敗 .950(地区優勝)
② 富山グラウジーズ 38勝22敗 .633(PO進出)
③ 信州ブレイブウォリアーズ 37勝23敗 .617(PO進出)
④ 福井ブローウィンズ 32勝28敗 .533(PO進出)
⑤ 山形ワイヴァンズ 24勝36敗 .400
⑥ 青森ワッツ 21勝39敗 .350
⑦ 福島ファイヤーボンズ 15勝45敗 .250










