今回は、7/1(土)Twitterに閲覧制限がかかった件について。
もしかしたら影響を受けたリスナーさんもいるかもしれませんね。
事前告知がない中の閲覧制限がかかり「Twitterの不具合?壊れてる?」などなど、困惑のツイートが相次いでいました。
という私も、業務で利用しているTwitterと連携したサービスも表示されなくなり、困ってしまいました。
Twitterから正式なアナウンスはないものの・・・
今回の閲覧制限は、
青いバッジのついている有料の認証済みアカウントが1日8000件。
未認証の無料ユーザーが1日800件
新規のアカウントが1日400件のツイートしか見られないという制限です。
※7月2日朝、それぞれ / 1万件 / 1000件 / 500件に更新されました。
イーロン・マスク氏のツイートを見ると「極端なレベルのデータのスクレイピングやシステム操作に対処するための一時的な緊急措置」とありました。
「API」が制限されたから「スクレイピング」が増えてサーバー負荷が大きくなった・・・?
データのスクレイピングというのは、簡単に言うと、Twitter内のデータを大量に抽出する行為のことを指します。
例えば、Twitter上の様々な言語でつぶやかれる内容から、「どこでどんな事が話題になっている・流行っている」など、ユーザーの関心事を知ることもできます。
ただしスクレイピングはサーバーへの負荷が大きい処理で、Twitterの規約で明確に禁止されています。
このスクレイピングによるサーバー負荷への対策のため、今回の閲覧制限を実施したようです。
一方、第三者外部のアプリケーションがTwitter上の機能やデータを利用できるようにする「Twitter API」という仕組みがあります。こちらはよりサーバー負荷が小さく、Twitter社は無料での利用を許容していて、実際にTwitter APIを利用した便利なサービスが多く登場していました。
しかし、今年2月に一部機能を除いて有料プランに加入しなければ利用できなくなりました。また6月末には、有料プランであれば可能だったフォロワー/フォロー取得のAPI機能も、公式アナウンスなしに突然削除されました。
Twitter APIの急な仕様変更やTwitter社への不信感から、APIの代替としてスクレイピングが増えサーバー負荷が大きくなったのでは、という見方もあります。
別サービスへお引越しの動きも
今回の制限を受けて、実はTwitter以外のSNSへ移動する動きもできています。
現在、Twitter以外にも、MBCも過去に一時期運用していた分散型SNS「mastodon(マストドン)」や、FacebookやInstagramを運用するmeta社が開発している「Threads(スレッズ)」(こちらは6日に日本版もでるとか)、かつてTwitterのCEOを努めたジャック・ドーシー氏が開発に関与したSNS「Bluesky(ブルースカイ)」など、Twitter以外にも複数のサービスが存在しており、それぞれにユーザーを伸ばしています。
今回、制限の時期と鹿児島県内の大雨の時期が重なったので、人によっては届けたいニュースや情報はタイムラインに表示されていないのでは?と不安になりました。
Twitterだけではなく、これまで以上に、MBCアプリ、MBCのLINENEWS、InstagramやFacebookなどこまめに更新しようと思います。
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