今週も「鳳凰高校」の皆さんと！

MBCラジオ

今週も「鳳凰高校」の皆さんと！

今週も、鳳凰高校の皆さんと一緒にお送りしたてゲてゲハイスクール🏫
看護学科・専門課程１年、ひよなこと、西岡ひよなさん
3年、さきこと、稲吉茶章（さき）さん
2年、せなこと、美井野世奈さん

3人が取り組んでいる南さつま市の企画「南さつま飛びたて高校生事業」についてお話を聞きました🎤
この企画は、教育環境充実、スポーツ活動、文化的活動等の分野において、新たな独自色を打ち出す事業です！！自らの強みを増すような事業、地域とのかかわりの中でその魅力を学び・体験する事業など、独自の提案を立案することを求め、南さつま市として審査の上で財政的支援を行い、これにより学校をより魅力のある場所にするための新たな試みを実行に移すことが可能となり、より地域に根ざした魅力ある高校として活性化させることが狙いということです👍

鳳凰高校では看護学科が令和元年度から参加💕その当時の看護学科の生徒が、南さつま市主催の認知症フォーラムに参加し、「私たちも（私たちだからこそ）地域のためにできることがあるのでは？」と考え、先生に相談したことがきっかけとのこと👏

初年度から3年間は「看護師のたまごによる健康授業」ということで、認知症や高血圧予防の活動を主に行っい、昨年度からは「ちょっと聞いて聴いて！LGBTQと認知症のこと♪」という事業名に変えて、2つのトピックスに対して活動をしています！！

3人がやってみようと思ったきっかけは？

せな：私自身の周りの環境です。私の母が介護福祉士ということもあり、高齢の方と会話をすることが多くありました。そこからの影響があったことと、また、看護への理解を深めたいとずっと思っていて参加しました！

さき：校内活動・校外活動に興味がありそのひとつに高校生事業があったので参加しました。

ひよな：私自身も自分の性について悩んでいた時期がありました。私はそれを家族や友人に相談することが出来たのですが、同じ悩みを持つ友人の中には誰にも相談出来ず思い詰めている子もいました。私もそうでしたが、やはり偏見や差別が怖くて言えなかった部分が
大きかったのだと思います。だから多くの人に正しい知識を知って欲しいという思いからこの活動に参加しました。

現在、メンバーは12名です！絶賛募集中とのこと👧👦活動は月2回程で、今は訪問授業の準備などで忙しく過ごしています💦

LGBTQの啓発活動として、主に小中学校へ訪問授業を行っていて、昨年度は4校に訪問！！今年度は7校実施予定です。正しい知識が提供できるよう、県主催や看護協会主催の研修にも定期的に参加しているとのことです📚

これまで3人が参加してきて、学んだことや感じたことは？

せな：飛びたてに入って、沢山の研修を受け、自分たちが小・中学生に授業をすることで普段の授業では見つからない新しい発見が沢山があったり、色んな人から色んな考えを聞くことで自分自身の視野を広げていけるようになりました。これからもっと積極的に研修に参加し沢山の場所に視野を広げ、小・中学生に分かりやすく楽しい授業をし、自分の理解を深めかしていきたいです！

さき：初めの頃は流れだったのでしたいことや、目的目標がなかったのですが、活動を始めるにつれどんどんしたいことが増え、どうすれば少しでも多くのことを伝えられるのだろうと考えるようになりました。普段の高校生活では、絶対に経験することの出来ない体験をさせて頂いているので、一つ一つを貴重な体験として大切に経験させていただいています。

ひよな：これまでいくつかの小学校、中学校で授業をさせていただきました。 LGBTQという単語を知っていても意味までは知らなかったりそもそも聞いたことがないという生徒も沢山いて正直驚きました。でも授業をしていく中でとても皆真剣に聞いてくれてお礼の手紙の中には「自分が変なのかなって悩んでいたからよかった。ありがとう。」という内容があってすごく嬉しかったですし、これからもこの活動を続けていきたいなと強く思いました。

今後のグループとしての目標は、より楽しくわかりやすい授業をしていきたいと思っています。授業をしていく中で改めて伝えたいことを言葉にする難しさを感じました。小学校低学年、高学年、中学校でそれぞれ内容や言葉を考えてはいたのですが終わった後に「これで本当に伝わっているかな？」とメンバー全員と先生方で話し合いをしました。そこで沢山の改善が見つかったので今後はそれをもとに
より良い授業をしていきたいなと思います。また授業をするためには教える側にも正しい知識が必要なので日々新しい情報に常にアンテナをはってこれからも学んでいきたいです。