今週はこんな相談が寄せられました。
「ぼくは漢字が得意ではありません。漢字は書くのも難しいし、1つの漢字に読み方もいくつもあって、どうして漢字はこんなにめんどくさいのですか?漢字は勉強しないとダメですか」
これ、とても分かります・・・。
漢字を扱う国で、1つの漢字に読み方がいくつもある国は日本以外にはないのです。
漢和辞典の音読みの所を丁寧に見てもらえば解かりますが、「呉音」と「漢音」とはっきり書いてあります。
則ち中国から漢字が日本に来た時の、その時の中国の国がどうなっていたかによって、違う読み方が伝わりました。
そして日本は「学閥」というのがありますね。また「棲み分け」が得意です。あちらを立てればこちらが立たずという時、両方を立てるのです。
それで1つの漢字に違う読み方があるのです。
また、中国の純正漢文を日本人が読み易くするために色々と工夫したのですが、そこから「カタカナ」と「平仮名」も生まれました。
このような歴史があったんですね。
ここから本題に入りますが、漢字が読めないために教科書が読めない、テストの問題も読めないという中学生・高校生が存在します。
「漢字は嫌だなあ」「漢字は勉強したくない」と思って、勉強しなかった結果が、漢字だけで終わらなかったのですね。
これは大変なことです!
先ず、小さい子どもを持つお母さん、お父さんにお願いです。小学校で習うことは中学校・高校・大学・そして生きている間、全ての基本です。
特に漢字は基本の中の基本だと考えています。
学校で習う漢字は、その学年の内に、必ず読むのも書くのも完全に覚えさせてください。
さらには、お子さんが誕生すると分かったら本を読んであげてください。
本を一緒に読むことで、子どもさんはお母さんの愛情を肌で感じることになります。そして読書が好きな人になることでしょう。
勉強の下地は小さい頃の本にあるということですね。
漢字の勉強、大変なこともありますが、頑張ってくださいね。
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