今週の話は、今年の4月に文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に行った「全国学力テスト」の報告書について。
今年は国語と算数・数学に加えて、4年ぶりに中学校に英語が加わりました。
毎年、その結果の都道府県ランキングが発表されますが、例年通り、秋田県、石川県、福井県などが上位を占めました。
鹿児島県や宮崎県、それに熊本県、福岡県はと言うと・・・
小学生は、福岡県が上位に、後の3県は中位です。
中学生も福岡県が上位、後の3県は下位です。
ただ、1位と47位の差はこれほど大人数の児童生徒が受けたテストとして考えれば、あって無きが如しという感じです。
中学生の数学は1位と最下位の差は10ポイント以上開いているということと、英語は東京、神奈川、愛知が首一つ抜けていますね。
また、英語の正答率はかなり低いものがあったと報じられていました。
学力テストの他に、学習環境についての調査も同時に行われました。
例えば、朝食を毎日たべているか。
毎日、同じ時間に起きているか、寝ているか。
自分には良いところがあるか。先生は自分の良い所を認めてくれていると思うか。
将来の夢や目標を持っているか。人の役に立つ人間になりたいと思うか。
人が困っている時、進んで助けているか。いじめはどんな理由があっても、いけないことだと思うか。
月曜日から金曜日、または土曜・日曜に家でどれくらい勉強しているか。
家にどれくらい本があるか。新聞を読んでいるか。読書は好きか。等々。
こんな調査もあるんですね!
これらの質問を4段階に分けて集計し、そのグループの生徒の成績がどうであるかを調べています。
その中で、「読書は好きですか?」では、約40%が好き、どちらかというと好きも加えると72%となりますが、この数字は高学年になるにつれて低くなる傾向があります。
成績との関連ですが、読書が好きではない、どちらかというと好きではないと回答した生徒の正答率は50%台と低下します。特に算数において顕著なんです。
やっぱり本は大事なんですね!
保護者のみなさん、子どもたちの読書についてご配慮をお願いします。
【昴インフォメーション】
9月は小6合格作戦スタート、昴の2学期開講でいろいろな特典があります。
詳細は昴のHPをご覧ください。
また、9月16日(土)は小学6年生の鹿児島、宮崎の中高一貫校模試、熊本の県立中模試、小学5年生の全国一貫模試です。
公立中高一貫校をめざす皆さん、中高一貫校の出題形式や出題傾向に沿った模試にチャレンジしましょう。
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