MBCラジオ

第一回「小學」

今年から、毎月最後の週は、江戸時代後期の子どもたちが5・6歳になったら先ず初めに勉強したという「小學」という本をお教えていただきます。

「小學」は、12世紀に、朱子とその門弟 劉(りゅう) 子(し)澄(とう)が、

その当時の子どもたちのために、数多くの古典や歴史の中から、自分自身を磨き、徳を高めていくための言葉や行いを精選したものです。

少なくとも明治時代までは、これを読まない人はいなかったと言われています。

その中身の一部がこちらです。

「元亨(げんこう)利(り)貞(てい)は、天道の常、仁義礼智は、人性の綱(かう)。凡(およ)そ此(こ)れソの初め、不善(ふぜん)有ること無し。」

全く意味がわからないのですが、これを5・6歳の子どもたちが勉強していたというのは驚きです。

「小學」を、次には四書五経を繰り返し繰り返し読んで記憶し、10歳くらいになって、物事がある程度分かるころにその内容を教わったということです。

「小學」の次に読む本が「大学」なのですが「大学」は、政を為す人が、先ずは自分自身が人の上に立つ人間として恥ずかしくない人間となるために、この「小學」で人間の基礎基本をしっかり教えたそうです。

先ほどの文章でははまえがきのようなものですが、その時代の小学校で教えられていたのは「ふき掃除」

なんと一番目が「ふき掃除」なんです。

恐らく、自分の身も心も美しくあれ。そのためには先ず、周りを美しくということでしょうか。

次に、人との応対の仕方や、立ち居振る舞い。

大人の社会では絶対に必要なことを、小さいことろから教えていたんですね。

このように、「小學」の内容を最終週にお届けしていきます。

【昴インフォメーション】

昴の新年度が3月に開講します。現在、新年度入学生受付中です。

小学6年生の中学準備講座も好評開講中です。ひと足早く、昴で新学年へ好スタートを切りましょう。昴の教室にお急ぎください。

特典など詳しくは昴のHPをご覧ください。

また、みちこ先生が書き上げた渾身の教育指南書「21世紀を生き抜く子どもたち」をお読みになりたい方はアマゾンか、お近くの本屋さんでお買い求めください。若いお母さん、それに独身の方にも人気だそうです。書店にない場合は、昴のHPをご覧ください。

今週の放送はこちらから!

関連記事

  1. PATI PATI CANDY もこちーずさんにインタビュー
  2. 立体パズルで🐈😻
  3. ネジバナ💗
  4. 巨大キュウリ🥒
  5. ソバカスソウ
  6. 12/9~12/30 山口 ひろみさん & 中村 詩織さん
  7. 「城山スズメ」オリジナルサコッシュ(大)新バージョンを1名様に!…
  8. ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)💜

アーカイブ

PAGE TOP