毎月、最後の週は「小學」を教えていただいています。
今日は、李 文靖公のお話です。
宋の国の宰相で、総理大臣のような役割のある人物で官僚の最高峰にいた人。
第3代皇帝真宗の時、国史の編纂をしたりして、つぎつぎと昇進していきました。
この文靖公、自分が住む家を造ったのですが、とても手狭で表座敷の前はようやく馬を引き回すことが出来る程度でした。
そこである人が言いました。「あまりにも狭すぎるのではないですか?」
文靖公は笑って言いました。
家というものは、やがては子孫に伝えていくべきものだ。
この表座敷も、宰相の座敷としては確かに小さい。小さすぎると思う。
生まれながらにして、大きな豪勢な家に生まれ育ったら、自分の力で大きな家を造ったわけでもないのに、力もないのにふんぞり返ったりするようになるかもしれない。
そういう仕事に就く子孫の座敷とすれば、これでもむしろ広すぎるくらいだ。
李 文靖公は、名宰相の典型と言われています。
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