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日本の偉人「夏目漱石」

毎月、日本の偉人をお送りしています。

「夏目漱石」といえば、「吾輩は猫である」そして「坊ちゃん」。

生まれたのは明治維新の1年前。

漱石といえば「心」を挙げる人も少なくありません。

亡くなる2年前に書いた小説で、高校の国語の教科書に採り上げられています。

漱石を語る上で際立っているのが、小さい漱石の波乱に満ちた身の上でしょう。

本名は「金之助」ですが、 実は生まれた日が干支でいう「庚申(こうしん)」の日に当たり、この日に生まれた赤ちゃんは大泥棒になるという迷信があったことから、厄除けの意味で「金」の字を使ったそうです。

祖父は道楽者で浪費癖があり、酒が原因で頓死。夏目家は傾き、名主として大きな力を持っていたけれど、明治維新の混乱で苦しくなったのか、生後4か月で里子に出され、1歳の時には養子に出され、9歳の時には養子先の夫婦が離婚したため実家に戻ります。ですが実父と養父の対立によって、実家の夏目家への復籍は21歳までかかりました。

家庭環境の混乱から、小学校も何回も変わり、中学校は中退、大学予備門に入学します。その受験に必要な英語の勉強をする学校で、正岡子規と出会い友情を深めています。

その後23歳で、東京帝国大学英文学科に入学してから、外国人の教授に見出だされ「方丈記」の英訳を頼まれるほどでした。

さて、本名の「金之助」とは?

実はこれには、正岡子規が関わっているのです。

子規が書いた漢詩や俳句などの文集「七草集」の巻末に、漱石が漢文で批評を書いたんですが、そのときの「号」つまりペンネームですね、これに「漱石」という名前を使ったのです。

唐代の『晋書』に書いてある故事「漱(そう)石(せき)枕流(ちんりゅう)」(石に漱(くちすす)ぎ流れに枕(まくら)す)から採ったもので、これは負け惜しみの強い事、変わり者の譬えに使われる言葉です。でも、この「漱石」、初めは子規が使っていたもので、子規から譲り受けたのだそうです。

今月の日本の偉人は「夏目漱石」でした。

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今週の放送はこちらから!

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