文部科学省は4月に実施した全国学力・学習状況調査、一般的には「全国学力テスト」と言われていますが、この結果を公表しました。
教科は、国語と算数、それに3年ぶりに理科が加わりました。
では理科から。とにかく図や動画、それに漫画のように、人物の口から言葉が「吹き出し」ている問題など、みちこ先生もビックリしたそうです。
問題と正解者数を見た感じで、自然から離れた生活をしていることも正解の数に影響しているように感じたとのこと。
中学生になると「理科離れ」が顕著に見られています。
全国平均正答率は、国語と算数・数学は、小学校、中学校共に前回よりも下がり、特に中学3年数学は50%を下回りました。
小6算数の問題とその正解率を見て思ったことは、問題を読みながら、大事なこと、つまり何を求められているかを問題文に下線を引きながら読むということが訓練されていないなあ ということです。
次に算数の問題を見てみましょう。勿論、これには丁寧な図がついています。
この問題では、質問の意味をよく理解していないというのも、大変な問題だと思いました。
国語の問題では、特に中学生の記述式の問題の正答率が25.6%と低く、解答しない層が3割に達する問題もありました。
例えば、手紙文を推敲する問題では、文言を適切に修正した上で、その理由を書きなさいと言う問題で、修正は出来たけれど理由を書けないという、不十分な記述が目立ちました。この問題の正答率は30.4%でした。
問題文を正確に把握していないという点が、まず問題なんだなと感じます。
それに普段から論理的に物事を考え、判断し、結論を出すという思考方法をしていないということも考えられます。
一番大きな理由は、普段に本を読んでいないということが大きな原因ではないでしょうか。
学習状況調査によると、中3で「読書を毎日30分以上する」は21.4%「読書を全くしない」が4割を超えたそうです。
小学生、中学生のみなさん、普段から本を読みましょう!
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また9月28日(日)は鹿児島県、宮崎県の県模試です。中学3年生の皆さん、各県の入試形式・出題傾向に合わせた問題にチャレンジしましょう。
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