先月に引き続き、日本の偉人「新渡戸稲造」です。
明治4年9歳の時、東京で洋服店を営んでいた叔父から「東京で勉強させては」という誘いを受けて東京へ旅立ちます。
9歳で東京へもビックリですが、明治4年に、東京で洋服屋!
新渡戸家は、進取の気性に富んだ家系のようですね。
東京での勉強は、英語学校で英語の勉強を。翌年には、江戸にある盛岡藩の藩校の寄宿舎にはいりますが、授業が退屈だったために、よく授業を抜け出したそうです。
そして明治6年、11歳のとき「東京外国語学校」そして「東京英語学校」現東京大学教養学部に入学します。
稲造は生涯の友と出会います。
後に「北海道帝国大学」の初代総長となる佐藤昌介です。
2人はお互いのことを語るようになり、稲造は農学の道に進むことを決意します。
そして明治10年、15歳で札幌農学校2期生として入学しました。
明治17年22歳の時アメリカに私費留学し、ジョンズ・ホプキンス大学に入学します。この頃、キリスト教信仰に懐疑的になっていた稲造はクエーカー派の集会にいくようになり、ここで生涯の出会いがありました。
後に妻となるメアリー・エルキントンです。メアリーは日本名を「万里子」。結婚してから生まれた長男には、漢字で遠いと利益の益で、遠益トーマスと名付けています。
札幌農学校助教授に任命され、ジョンズ・ホプキンス大学を一旦中途退学して、官費でドイツへ留学して、ボン大学などで聴講した後、ハレ大学で農業経済学の博士号を得ています。
ドイツ留学中に、ベルギーの法学者から「日本の学校では宗教教育がなされないというが、ではどうして道徳教育をしているのか?」と問われて、即答出来なかったので、それが「武士道」を書くきっかけになりました。
晩年昭和8年(1933)国際連盟の事務次長就任、貴族院議員選任、また数多くの大学に携わりました。
新渡戸稲造を紹介しました。
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