毎月、最後の週は、江戸時代後期の子どもたちが5・6歳になったら先ず初めに勉強したという「小學」という本を教えていただいています。
顔氏 の家訓から、読書の効用というか、子どもたちに大事なことを実践させるためのお話です。
人間として、為さねばならない6つのことについて、それが出来ていない人がそれを実践した昔の人の行いを本で読んだ結果、自分の行いを顧みて反省したり行動を変えたりしたということが書いてあります。
1、親孝行について
親孝行は、日本では、一番大事な基本中の基本とされています。
2、今で言えば会社勤めとしてお話しましょう。自分の職責を自覚して、しかも他人の職分を犯すことなく、会社が危機的状況に陥った場合は、自分の命を投げうつ覚悟で仕事をしなさい。
また、会社のトップに過失があった場合は、誠心誠意をもってトップを諌めて、会社の利益のために尽くしなさい。
こんなことを5・6歳の子どもに教えていたんですね。
3、普段から驕り高ぶり、また贅沢な生活をするのではなく、礼節を守り、お金は節約し生活態度を改め、自分自身を謙虚に見つめて、人を敬うようにしなさい。
4、普段から自分の損得で物を考えず、困った人がいたら、自分の余ったお金を出して救済しなさい。
5、普段から横暴で、気の荒い性格を治すには、自分は人より劣っていると考え、優れた人を尊敬し、嫌なことは進んで引き受けるようにしなさい。
6、道を守って忍耐強く、自分の発言は芯を通し、幸せは、曲がったことをして得るのではなく、正々堂々と生きて求めなさい。
何度も思いますが、この頃の5,6歳は今の子よりもずっと大人で、しっかりと教育をされていたんですね。
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