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中学生の進路希望調査からわかる事

先月、鹿児島県教育委員会は、7月中旬ごろ、公立中学校3年生を対象に調査した「進路希望調査」の結果を発表しました。

先ず公立高校への希望者の卒業予定者に占める割合が67.1%で、これは過去最低なんです。

逆に、私立高校や高専などの希望者は4,062人で、過去最高の27.8%でした。

つまり公立高校志望者は減って、私立高校への希望者が増えたということですね。

具体的には、公立高校志望者が1万人を割りました。卒業予定者の14,590人に対して、公立高校への進学希望者は9,795人で、記録が残る1986年以降、初めて1万人を割りました。

次の問題として、25年度の募集定員に届かなかった公立高校は、68校中、56校に上りました。

理由はいくつか挙げられます。

1,国は、26年度から、私立高校に通う生徒就学支援金の拡充を発表しましたが、具体的には授業料が無償化されます。

2,私立高校の特徴あるカリキュラムや、スクールバスの運用など

これでは公立希望者が減るということも考えられますね。

今の鹿児島県の最大の問題点は、勉強しなくても合格するとなれば「学力低下」は避けられないですよね。

みちこ先生はこれまでも1クラスの人数を「一律40名」ではなく、地域の事情に合わせて、つまり倍率が「1」を切らないようにする。

ということを教育委員会にお願いされてきました。

県教委では、「将来ビジョン検討委員会」で検討するということですから、1クラスの定員も含めて、真正面から取り組んで欲しいですね。

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