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3回目ワクチン接種始まる「オミクロンにも効くと願って」

新型コロナの新変異「オミクロン」が世界的な広がりを見せる中、鹿児島県内でも1日から、医療従事者を対象に3回目のワクチン接種が始まりました。

1日から始まった、新型コロナの3回目のワクチン接種。ワクチンは2回目の接種から半年以上が過ぎると効果が薄れるとされていて、国は、2回受けた18歳以上のすべての人に、無料で3回目の接種を行う方針です。

2回目から8か月以上経っていることが条件で、鹿児島市ではまず、医療従事者への接種が始まりました。米盛病院では1日、医師や看護師など120人が接種を受け、第一陣として今月15日までの間に、合わせて855人が受けるということです。

1日は新しい変異「オミクロン」の国内2例目の確認されました。その感染力やワクチンの効果については専門家の検証が進められています。

(米盛病院 米盛公治院長)「3回目の接種の意味合いはブースター接種といわれるもの。うまくいけば2回目が終わった後の抗体量をしのぐ勢いで抗体が増えることを期待している。ただ、ワクチンが新しい株に対して本当に予防効果があるのか、重症化を防ぐ効果があるのかということについては、誰もまだわかっていないところ。効いてくれるであろうことを願って、ワクチン接種を進めていければと思う」

鹿児島市では、医療従事者に続いて、65歳以上の高齢者が1月以降、それ以外の対象者は来年3月から7月末にかけて順次、受けることになります。

なお、県内では11月29日現在、対象者の85.19%が2回目の接種を終えています。県は、これから1回目を希望する人も接種可能とし、各市町村に問い合わせてほしいとしています。

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