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「KP.3が約8割」新型コロナ 感染対策緩み「11波」医師「メリハリある対策を」

鹿児島県内では新型コロナウイルスの感染者が3週連続で増加し、全国で2番目に高い水準となっています。真夏の感染拡大にどう対応すればいいのか、専門の医師は「メリハリのある対策」を呼びかけています。

(済生会鹿児島病院 久保園高明院長)「7月に入って特に最近では爆発的に患者が増えている。11波と呼んでいいものと思う」

県内では今月7日までの1週間に、1医療機関あたり23.13人の感染者が報告され、県全体でもおよそ1年ぶりに2000人を超えました。日本感染症学会が認定する専門医で、済生会鹿児島病院の久保園高明院長です。去年5月に「5類に移行」し、対策が緩和されたことが感染拡大の一因とみています。

(久保園院長)「人と人との接触、会食の機会が増えた。暑いことで(エアコンの使用が増え)雨で換気がおろそかになっている。コロナに対して昔ほど恐怖心がなくなって、感染対策がおろそかになっている」

県内の感染者数23.13人は、沖縄の29.92人に次いで全国2番目に高い水準です。全国平均は8.07人ですが、九州では宮崎が19.74人、熊本が18.24人、佐賀が16.31人などすべての県で平均を上回っています。

県内の地域別では、西之表保健所管内が44人で最も多く、次いで指宿保健所管内が32.67人、伊集院保健所管内が30.6人などとなっています。

鹿児島を含め全国的に感染が拡大しているウイルスは、「KP.3」と呼ばれるオミクロンの変異株です。感染力が高く、主にのどの痛みや発熱の症状があり、鹿児島県のゲノム解析では「KP.3」が占める割合は5月20日の週は15.4%でしたが、6月3日の週は62.5%、今月7日までの週は77.3%と高くなっています。

(久保園院長)「今までのコロナにかかっていても、今までワクチンを打っていても、それによってつくられた免疫から回避する能力がある」

真夏に拡大している新型コロナの流行。熱中症のリスクも高まる中、暑さに注意しながら、どのような対策を取ったらいいのでしょうか。

(久保園院長)「メリハリのある感染対策が大事。喚起をするときは特にリスクが高いような場合、公共の場所でも人が少ないときにはマスクをしない。一方で、高齢者や免疫力の弱い人と接するときは必ずする。そのようにしながら今回の波を乗り切っていけたらいい」

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