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鹿児島市ワクチンネット予約”2回目の壁”とは?

鹿児島市では、今月11日から始まった75歳以上の高齢者の新型コロナワクチンの接種予約。コールセンターは電話が集中してつながりにくく、インターネットにも不慣れで予約に苦労したという高齢者の方も多いと思います。ただ、ネット予約ではようやく1回目の予約ができても、2回目の予約がまだできないという”2回目の壁”に直面し、頭を悩ませている方も多いようです。

鹿児島市で今月11日から始まったワクチンの接種予約。電話はつながりにくい状態が続いていて、市はインターネットの専用サイトからの予約を呼びかけていますが・・・。

高齢者にとってはインターネットのハードルは高いという声も。さらにもう一つ、立ちはだかるのが、ネット予約の”2回目の壁”です。ワクチンの接種は2回必要ですが、鹿児島市のネット予約システムでは1回目と2回目の予約が同時にはできず、1回目の予約の後、再度、専用サイトにアクセスして2回目の予約をする必要があります。

さらに、専用サイトで表示されるカレンダーは11週のみで、現時点では7月下旬までしか表示されません。そのため、仮に7月中旬ごろに1回目の予約ができても、その3週間後の8月以降の2回目の予約はできない状態なのです。

(鹿児島市感染症対策課 土屋幹雄課長)「(きょうが5月14日なので)11週間先まで予約することができる。7月の30日まで予約することができる。12週目の8月の部分はまだ予約できないので、空欄になっている」

このため、2回の接種を連続して予約するには1回目の接種日を早め、2回目の接種も11週間以内におさまるようスケジュールを組みなおしたり、膨大なリストから予約ができる施設を探し直す必要があるのです。

(鹿児島市感染症対策課 土屋幹雄課長)「3週間後がまだカレンダーに表示されていない場合、1回目の接種を早くするか、もしくは2回目の接種をする日が表示される日まで待つことになる」

さらに、ようやく予約できても、災害が発生したり、体調を崩したりして当日、接種を受けられないリスクも。そうした場合は、予約を一度、キャンセルして、もう一度、やり直す必要があります。

そこにはもう一つ、”新たな壁”が・・・。
(鹿児島市感染症対策課 土屋幹雄課長)「まずキャンセルをしていただく。そこで、気をつけてほしいのは1回目をキャンセルすると、2回目も同時にキャンセルされる。その場合には1回目、2回目を入力して予約する必要がある」

不慣れな人にとっては難しい点も多いネット予約ですが、鹿児島市は専用サイトに操作マニュアルを掲載していて、活用してほしいと呼びかけています。

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