鹿児島県は29日、奄美市の飲食店で県内29例目となる新たな感染者集団=クラスターが確認されたと発表しました。奄美大島でのクラスターは初で感染者はこれまでに9人です。
県によりますと、新たなクラスターは奄美市の接待を伴う飲食店で発生したもので、これまでに従業員と客など10代から50代の男女9人の感染が確認されています。奄美市によりますと、9人のうち2人は市の職員です。
このクラスター関連のほか、29日、県内では鹿児島市の20代から50代の男性7人と、沖永良部島の知名町の40代男性、西之表市の70代男性、日置市の40代男性と20代女性、鹿屋市の60代男性と70代男性、霧島市の20代男性2人と60代男性、姶良市の10代男性と40代女性、奄美市の30代男性2人の感染が確認され、1日であわせて28人に上りました。1日の感染者が20人を超えるのはことし1月23日以来です。
県内の感染者は累計で2090人となっています。医療機関などでの療養者は28日現在で99人に上っていて、うち12人が酸素投与が必要な中等症です。