鹿児島県内で31日に発表された新型コロナウイルスの感染者は689人で、過去最多だったきのう30日を下回りました。ただ、感染拡大の傾向は続いていて、知事は緊急メッセージを発表して「第7波」への警戒感を示しました。
新たに感染が確認されたのは県発表分が412人、鹿児島市発表分が277人のあわせて689人です。
県内は、30日まで2日連続で過去最多を更新していて、31日は30日を87人下回ったものの、先週木曜より150人多く、9日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。これで、県内の感染者の累計は4万3951人となりました。
こうした状況を受けて、塩田知事は夕方、緊急メッセージを出しました。
(塩田康一知事)「短期的なリバウンドではなく、第7波に突入してしまうのではないか。10代、20代の若い人の感染が増えている。卒業、就職などを記念して若い人の交流が活発化している影響ではないか。自身と家族の身を守るため最大級の警戒感を持って感染防止策をお願いしたい」
なお、現時点では県外との往来自粛の要請は考えていないとしています。