鹿児島県内では26日、新型コロナウイルスの感染者の発表は、ありませんでした。感染者の発表がなったのは、2日連続です。
県内では、93日ぶりに感染者の発表がなかった25日に続き、26日も感染者の発表はありませんでした。
感染者の累計は1758人のままで、25日時点で医療機関などでの療養者が39人、うち重症が2人、酸素投与が必要な中等症が6人となっています。
なお、県は25日夜、県内に住む女性1人がイギリスで報告されている新型コロナの変異ウイルスに感染していたことが分かったと発表しました。変異ウイルスへの感染は県内で4例目です。
感染経路不明者から無作為に選び出して行った検査で見つかったもので、変異ウイルス感染者との接触は確認されておらず、海外への渡航歴もないということです。
女性は今月上旬に入院し、すでに回復して退院しています。入院前に不特定多数の人との接触はなかったということです。
(県の会見)「県内で変異ウイルスの感染が広がっているような状況ではないので、うわさに惑わされることなく、冷静に行動するようお願いします」
一方、県は26日、医療従事者を対象にしたワクチンの優先接種の予定者が、今月24日時点で県内で7万5000人に上ると発表しました。
また県は、ワクチンの接種と保管を行う「基本型接種施設」に24の医療機関を、ワクチンの移送を受けて接種を行う「連携型接種施設」に804の医療機関を指定しました。
県内の警戒基準はステージ2の「感染者漸増」が続いています。警戒基準の指標のうち、医療機関のベッド使用率は25日時点で9.6%で、3.2ポイント下がりました。
直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は1.00人とやや減少し、感染経路不明者の割合も25.0%と1.3ポイント下がりました。