新型コロナの感染が急速に拡大しているとして、21日から飲食店の時短要請が出される鹿児島市、霧島市、鹿屋市は、それぞれ警戒を強めています。
【鹿児島市】
鹿児島市では3回目の接種に向けて、19日から高齢者への接種券の発送が始まりました。市は、高齢者のもとに接種券が届く20日から接種の予約受け付けを始めることにしています。
(鹿児島市感染症対策課 土屋幹雄課長)「2回接種した人が感染することもあるので、3回目の接種をすることで感染拡大・重症化を防ぐ効果もある。希望する人は3回目の接種を受けていただきたい」
予約は市のホームページか、コールセンター099-833-9567で受け付けます。
なお、鹿児島市では19日は感染者が94人発表されるなど、この1週間で急速に感染者の発表が増えています。市は20日に対策本部会議を開いて、対応を協議することにしています。
【霧島市】
霧島市でも感染者が増えていて、18日は1日で43人と、これまでで最多となりました。
午後3時から開かれた会議でこうした感染状況が報告され、3回目のワクチン接種を18歳以上については6か月に前倒しし、来月1日から始めると発表しました。また、集団接種も1か月前倒しして来月2日から始めるとしています。
(霧島市 中重真一市長)「これ以上、感染者が増えないように取れる対策を取っていく必要がある。飲食店は苦しい状況だが協力いただければ」
【鹿屋市】
鹿屋市役所でも午後4時から会議が開かれました。鹿屋市では感染者が増加傾向にあり、18日は13人と、今年に入って初めて2桁となりました。
会議には市の幹部らおよそ20人が参加して、市内の飲食店が時短要請の対象となったことが報告されたうえで、市民に改めて基本的な感染対策の徹底を呼びかけていくことが確認されました。