鹿児島県内では17日、新たに123人の感染が発表されました。また17日は県内で感染者集団=クラスターが新たに6つ発表されました。
感染が確認されたのは、鹿児島市で58人、霧島市で13人、奄美市で11人、鹿屋市・徳之島町で7人ずつ、志布志市・出水市で3人ずつ、枕崎市・日置市・曽於市・姶良市・龍郷町で2人ずつ、薩摩川内市・南さつま市・東串良町・錦江町・肝付町・瀬戸内町で1人ずつ、それに県外の5人の合わせて123人です。
県内の感染者の累計は1万604人で、16日時点で医療機関への入院が117人、宿泊施設への入所が360人、自宅待機は513人です。中等症は8人で、重症者はいません。
また県内では、鹿児島市で5つ、枕崎市で1つのクラスターが発表されました。
鹿児島市によりますと、2つの教育施設で8人と9人、児童福祉施設で12人、会合で9人、事業所で6人の、あわせて5つのクラスターが新たに確認されました。
市は「詳細は分からないものの、どのクラスターも感染拡大のスピードが異常に早く、マイクロ飛沫感染がおこっていることから、感染力の高いオミクロンによる感染と思われる」としています。
そして今月の感染経路は、会合・会食が48%、家庭内感染が17%となっているとして、改めて対策の徹底を呼びかけました。なお、市教育委員会は、鹿児島市立の小学校2校の一部が臨時で休みになったと発表しました。
また、県は午後6時すぎから会見を開いて、枕崎市の事業所でクラスターが発生し、5人の感染が確認されたと発表しました。
一方、県の感染拡大警戒基準は、現在レベル1ですが、感染拡大に伴って指標が悪化してきています。15日時点で、医療機関の病床使用率は20.5%となり、レベル2の目安、20%を上回りました。これは、東京都がまん延防止等重点措置を申請する基準を上回っています。
人口10万人あたりの新規感染者数は52.26人、人口10万人あたりの療養者数は62.8人、直近1週間のPCR陽性率は12.1%で、いずれもレベル3相当となっています。