鹿児島市は市内の医療機関で、県内26例目となる感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。
鹿児島市によりますとクラスターが発生したのは市内の医療機関で、これまでに鹿児島市の20代から70代の男女15人と、鹿屋市の20代女性あわせて16人の感染が確認されています。10人が入院患者で、6人は職員だということです。クラスターは県内26例目です。
鹿児島市は医療機関名を公表していませんが、鹿児島市城山町の鹿児島医療センターは、クラスターが発生し、入院患者10人と医療従事者6人が新型コロナに感染したと明らかにしました。
鹿児島医療センターによりますと、最初に感染が確認されたのは医療従事者で、その後、入院患者の感染も確認されたということです。現在、そのほかの入院患者や医療従事者についても、PCR検査を行っています。
鹿児島医療センターはベッド数410床の救急病院で、12日から今月23日まで外来、救急患者、入院の受け入れを休止する予定です。
田中康博院長は「今後問題点を洗い出し、さらに安心・安全な医療を提供するための最大限の努力を続けたい」とコメントしています。
また県は12日、日置市の50代と60代女性の感染を発表しました。県内の感染者の累計は、1705人になりました。
療養者の数は80人で、このうち5人が重症で酸素投与が必要な中等症は9人です。また県は新型コロナに感染し、入院していた80代の男性が死亡したと発表しました。県内で亡くなった方は、20人になりました。