養殖ウナギの稚魚となる「シラスウナギ」の漁獲量が減るなか、鹿児島市の「新日本科学」がウナギの完全養殖に乗り出した。
しかし、卵からかえったばかりの頃に何を食べているのか解明されていないなど、謎が多いウナギ。
新日本科学は2019年に奄美群島の沖永良部島に研究施設を設置し、独自のエサ開発・飼育環境の整備に着手。
2017年に3尾しか生育できなかったシラスウナギを、2021年には466尾まで増やすことに成功した。
2026年度に年間10万尾の生産を目標としている新日本科学。
日本の食文化を守る企業の取り組みを追う。