毎月最後の週は「小學」を教えていただいています。
難しい内容もありますが、基本的な大事なことが多く書かれています。
呂 螢公のお話
若い時から官職を得るために、推薦して欲しいと人に頼んだことはなかった。
コネとかに頼らなかったということですね。
それどころか、2番目の息子の舜従も、父に見習って会稽で仕事をしていた時、或る人から言われました。「もっと人に知られるようにしないとだめだよ」
それに対して、「私は自分の仕事に精励する以外のことについては、慎み深くしています。このことが、人間としての道を求める所以です。それがつまりは、人に知られるということに、他ならないと思うのですが」と答えました。
この父にして、この子ありですね。
疏広(そ くわう)は
漢の宣帝の時に、太子の先生となって数年後、辞職を願い出て許可されました。
辞職を許され、天子から黄金20斤、皇太子から50斤を贈られました。
現在と言葉の意味が違っていなければ、1斤は600gですから、黄金50斤は30000グラム。だから30㎏でしょうか。金30キロ!!
疏 広は、郷里に帰ると、毎日ご馳走の支度を整え、親戚知り合いなど大勢の人を招いて宴会を催し、一緒に楽しみました。
「子孫の我々としては、親の時代に大いに財産の基盤を作っておいてもらいたいものです。それなのに、毎日飲食すれば、黄金も無くなってしまうでしょう。そうならないうちに、田畑や家屋を買い求めておいて欲しいのですが」
そう老人に頼み、子孫の願いを話しました。
すると疏 広は、「自分は耄碌して、子孫のことを思わないわけではない。考えてみれば、我が家には、昔からの田畑宅地などがあり、普通の生活は出来るはずである。」
「今、更に、これ以上財産を増やすのは、子孫に怠け者になれと教えてしまうことになる。」
「だいたい、賢明な人でも財産が多くなると、立派な志を損なうことになるものだ。また、愚かな人間が財を多く持つと、その過失が多くなるものである」
「かつ、富というものは、多くの人の怨みの元になりやすい。自分には、もう、子孫を教え導く力はないけれど、せめて間違いを起したり、多くの人の怨みを招いたりするようなことはしたくないものだ」
大体、この黄金は、天子が私の労をいたわってくださったものだ。それを郷里の多くの人々と一緒に享受して楽しみ、余生を全う出来たらそれでよいではないか」
小學の中から紹介しました。
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