1997年7月10日の未明、出水市針原地区で大規模な土石流災害が発生しました。
21人が亡くなり、29棟の住宅などが全壊。豊かなみかんの里の風景は一変しました。
土石流は集落を流れる針原川の上流で、山の斜面が崩壊し、土砂が砂防ダムを乗り越えて集落を直撃しました。
梅雨の末期、3日間でおよそ400ミリの雨が降り、その雨が止んだ直後の土石流の発生でした。また、堆積した土砂や流木によって河川がせき止められ、増水による浸水被害も発生しました。
大雨のときは、早めの避難と土砂災害警戒区域では雨が止んだ直後も災害の発生に警戒する必要があります。










