ニューズナウの気象コーナーでは、梅雨の期間、防災について役立つ情報をお伝えします。きょうは今年の九州南部の梅雨の傾向についてです。

九州南部が梅雨入りましたが、気象台の1か月予報、3か月予報を読み解きますと、特に今年は、梅雨の前半に大雨に対して注意が必要となりそうです。昨日発表された1カ月予報によりますと、平年より雨量が「多い」という確率が50%です。
梅雨時期は平年でも十分に多い雨量ですから、それが「多い」確率が高いということになりますと、注意が必要ですね。3カ月予報でも平年より多い確率が40%となっていて、それを裏付けています。したがって今年はまず梅雨の前半の大雨に注意したいと思います。

そして梅雨時期の平年雨量ですが、まず年間雨量は九州南部が2500ミリほど。奄美は3000ミリ近く降ります。それに梅雨時期の雨を並べてみますと、奄美は年間の2.5割ですが、九州南部は年間の4割がこの梅雨時期に降ります。
いかに梅雨時期の雨量が多いかが分かります。気を引き締めていきたいと思います。










