りそなグループBリーグB2の鹿児島レブナイズは、レギュラーシーズンを西地区2位で終え、初のB1昇格をかけたプレーオフに臨みました。3戦2勝方式で行われた準々決勝は、ホーム・西原商会アリーナで東地区3位の信州ブレイブウォリアーズと対戦し、第3戦までもつれこむ接戦となりましたが、敗れてB1昇格の夢は叶いませんでした。
【GAME1 5/3(土)】
レブナイズはゲインズJrが3Pを含む連続9得点で序盤リード。しかしその後互いにハードなディフェンスで一進一退の攻防となり、1Qは17-17の同点。2QにゲインズJr、ハームスの連続ダンクやケガから復帰した兒玉の3Pでリードしますが、相手外国籍選手を中心に得点を奪われ、37-40と逆転を許して前半を終えます。後半、伴馬の3Pを皮切りに、ゲインズJrのダンクも飛びだし、追いつくと、3Q終わって53-53の同点。4Qに入ると一転互いに3Pの打ち合いに。4点を追う残り35秒からレブナイズはFTのチャンスを得ますが、5本中1本しか決めることができず、75-78とわずか3点差で悔しい敗戦となりました。
★鹿児島 17 20 16 22 | 75
☆信州 17 23 13 25 | 78
#23 ゲインズJr:18得点
#5 伴馬:12得点
#11 森田:12得点
#14 兒玉:11得点
#3 ハームス:9得点・12リバウンド
【GAME2 5/4(日)】
上良の連続3Pや、5試合ぶりに出場したエニスのいきなりの3Pなどで8点をリード。エニスはその後も積極的にリングにアタックし、信州にタイムアウトを使わせます。さらにゲインズJrのバスケットカウントなどで前半を49-43と6点リードして折り返します。後半も上良の3Pで幕開け。ハームスのバスケットカウントでついに二桁10点のリード。その後もハードなディフェンスから流れをつかみ、じわじわと差を広げると、残り5分までに一気に20点差をつけます。3Q終了間際に大黒柱ハームスが負傷退場というアクシデントもありましたが、最後までリードを保って96-74で快勝し、第3戦に望みをつなぎました。
☆鹿児島 25 24 22 25 | 96
★信州 23 20 11 20 | 74
#23 ゲインズJr:25得点・16リバウンド
#3 ハームス:18得点・11リバウンド
#1 エニス:14得点
#93 上良:14得点(3P4/7)
#5 伴馬:5得点・10リバウンド
#11 森田:6得点・7アシスト
【GAME3 5/5(月)】
勝った方が準決勝に進む第3戦。前日のケガでハームスが出られないレブナイズはピンチを背負いますが、1Qはリバウンドでも健闘して22-22の同点。しかし2Qはゴール下で相手に上回られ、じわじわとリードを広げられます。前半36-45で試合を折り返します。後半に入ってもエニスやゲインズJrの得点などで必死に食らいつきますが、要所でダメージの大きい3Pを決められ、差を詰めることができません。最後まで諦めずにシュートを打ち続けたレブナイズですが、73-91で敗れて準々決勝での敗退が決定。躍進の今シーズンが終了しました。
★鹿児島 22 14 24 13 | 73
☆信州 22 23 25 21 | 91
#23 ゲインズJr:21得点・10リバウンド
#1 エニス:15得点
#7 飴谷:11得点
#5 伴馬:10得点
#11 森田:8得点・5アシスト
◆カレロHC『限られたチーム状況の中で戦うしかなかったが、全員が満身創痍の状態でも最後までプッシュしてプレーしてくれた。B3から昇格し、素晴らしいチームでクォーターファイナルまで戦えたことを誇りに思う。過去に鹿児島に来た時と今の鹿児島の雰囲気は全く違う。鹿児島は組織としてブースターと共に大きな成長を遂げている』
◆#32武藤キャプテン『前半はいいゲーム展開で戦うことが出来ていたが、後半相手に上手に試合を運ばれてしまった。そんな中でも、ずっと声を出して僕たちを応援し続けてくれた鹿児島ブースターにはとても感謝している。正直まだまだやれると思っていただけに悔しさはあるが、B3からのチャレンジャーとしてクォーターファイナルまで戦うことができたのは、チーム全員がポジティブにやり切った結果だと思う。キャプテンとしてどれだけいい影響を与えられたか分からないが、一生懸命に一緒に戦い自分についてきてくれたチームメイトにはありがとうと伝えたい』
◆#23ゲインズJr『プレーオフなので勝ち続けたいという気持ちが強かっただけに、残念という言葉に尽きる。しかしチームはハードワークして最後まで諦めずに突き進み、全てを出し切って戦ったので満足していると言い切ってもいいシーズンだったと思う。鹿児島のファンの皆さんが僕たちにたくさんのサポートをしてくれている。そのおかげでここまでこられた。とても感謝している』









