「8/8はプチプチの日」
きょう、8/8は記念日が多い日なんです。8と8が母(はは)パパと読めることから「親孝行の日」、たこの足の数にちなんで「たこの日」、横にした形が蝶に見えることから「蝶々の日」、そろばんをはじく音がパチパチと聞こえることから「そろばんの日」などなど・・・。みなさんは、なんの日が山口プロモーションのテーマに採用されたと思いますか?
正解は、「プチプチの日」ですっ!!!!気泡シートをつぶした時の音や8がつぶつぶの配列を連想させることから、クッション材の気泡シート=通称「プチプチ」の専門メーカー川上産業が制定しました。きょうはそのプチプチのあまり知られていなかったあれこれや活用方法・包むだけではない使い方ご紹介していきます。
プチプチとは
荷物が割れたりするのを防ぐために使用される、透明で空気の入った丸いボコボコがたくさんついているシートのこと。実はプチプチはプチプチの日を定めた川上産業の気泡緩衝材の名称(登録商標)で酒井化学工業ではエアーキャップ、JSPではキャプロン、和泉ではエアセルマットなどと呼ばれています。川上産業は1967年日本初めて気泡緩衝材(当時はエア・バッグ) 生産機を開発、そして現在 国内50%のシェアを持つことからこのプチプチという名前が広がったのかもしれませんね。ちなみにプチプチの原形ができたのは、1960年代のアメリカで、落ち葉をよけるためのプールカバーや壁紙などに使われており、その後、コンピュータの包装などに利用され、今の形になったそうです。
プチプチが内側なのか外側なのかというのは、飾りなどがついて凸凹のあるものはひっかかって破損する恐れがあるため、プチプチが外側に。プチプチで包んだ後にたくさん箱に詰めていくものはプチプチが外側の場合は擦れて入れにくいので内側にしてください。基本は好きな方でいいそうですよ。
気泡緩衝材の活用方法
断熱材になる
空気の層は熱を伝わりにくくするため、家と外気の境界部分に空気の層をつくれば、外気の暑さ寒さは伝わりにくく、室内の空気は外に逃げにくくなります。その「空気の層」を簡易的に作ることができます。そして冷気が窓を通して室内に入ってきたとき、外と内の寒暖差で水蒸気に変わる「結露」も起こりにくくなります。普通のものを窓に貼るだけでも効果がありますが、現在、断熱材用に作られた気泡緩衝材、水だけで貼ることができるもの登場していますよ。ただ、ワイヤーが入った窓などは熱割れしてしまう可能性があるため使用できません。冬には車のフロントガラスにのせ霜を防いだというネットニュースも話題となっていました。
防災グッズになる
このテーマで原稿を書き始めてから、軽く持ち歩きに便利ということもあるため、防災グッズとしても役立ちそうだと感じました。ご紹介したように断熱材の役割があるため、寒い時には巻いたり、座ったりする際にはお尻の下に敷くこともできます。(中の空気が体温で温められるため保温効果もあるため冷たい床の上でも安心ですね。大きなプチプチのような簡易敷きパッドも売られているようです。キャンプなどの時にもいいですね。そして震災の時に感じましたが、ガラスが割れるのも怖いですよね。ガラスの飛散防止にもなりそうです。
つぶして楽しむ
ものを包む以外にはこの楽しみ方をしている人が一番多いと思います。ひとつひとつ丁寧につぶす人や雑巾絞りのようにする人など・・・。最近は大きな気泡緩衝材もありますので、大きな音を出してみたり、カッターでつぶしたり楽しみ方様々ですね。ちなみに川上産業のプチプチは1万個に1個ハートがあるそうです。(最も一般的なひと粒のサイズが10ミリ、シートの幅1.2メートルのプチプチでいうと、1万個というのはプチプチシートの約1メートル分にあたります。)無限プチプチおもちゃ、つぶす専用のものもあります。
このほかにも、エコバッグの中に入れておいて、冷凍食品やアイスなどを包むと簡易保冷袋に、そしてフローリングワイパーのシートの下に挟んでモップ掛けをすると均等に汚れを取ってくれたりもします。まだまだ気泡緩衝材が活躍する場はありそうですね。