「クリームソーダ」
「クリームソーダ」と聞いてどんなことをイメージしますか。落ち着いた雰囲気の喫茶店で自分へのご褒美にゆったりといただく特別な飲み物、デパートの食堂で母と一緒におめかししていただいた思い出の飲み物、などでしょうか。鮮やかな緑色のメロンソーダに浮かんだ大きなバニラアイス、そして真っ赤なチェリーがおしゃれにもみえますね。そんなクリームソーダがいま、ブームになっているんです!!みなさんが想像しているようなものもありますが、令和のクリームソーダ、進化もしているんですよ。今回はそんな「クリームソーダの世界」をご紹介します。
私も舌が緑になるくらいのメロンソーダが大好きです♪映画館で注文した時にはたくおさんに「ほんとにメロンソーダ頼む人いるんだぁ!」と言われました。
クリームソーダの歴史
クリームソーダは今から100年以上前の明治時代の銀座から誕生しました。1902年、資生堂薬局内の一角にあったコーナー 資生堂ソーダ・ファウンテン、現在の資生堂パーラーで、ソーダ水とアイスクリームの飲み物「アイスクリームソーダ」が提供されました。ちなみに資生堂パーラーには現在も「アイスクリームソーダ」という季節のフルーツソーダにアイスクリームを載せたメニューがあるんですよ。西洋文化が入ってきたころのハイカラな飲み物だったんですね。(太宰治の小説「正義と微笑」にも“資生堂のアイスクリイム・ソオダ”がデートの飲み物として登場しています)そして戦後、豊かになった昭和の時代に高度経済成長を経て、喫茶店が増え、戦前ぜいたく品だったものが戦後多くの人が楽しめるようになりブームとなりました。
昭和のクリームソーダ・令和のクリームソーダ
昭和のクリームソーダと令和のクリームソーダについて書かれたTwitterをご紹介します。岡山県と奈良県にあるブックカフェ「うのまち珈琲店」のものなのですが、「クリームソーダの盛り付けを変えただけで前年比500%って話。」という投稿とともに2つのドリンクの写真が載っていました。ひとつは昭和のクリームソーダ、脚付きのグラスではなく円柱型の安定感のあるコップにブルーソーダ、バニラアイス、さくらんぼ、ミントのトッピング。もう一つは令和のクリームソーダ、細長い脚付きのグラスにそこにシロップを沈めその上からソーダ水を注ぎ、まんまるのバニラアイス(半円ではなく球)とさくらんぼが支えあうように上に乗っています。(アイスはソーダにほとんど浸かってません)ロゴの入ったグラスの向こう側に涼しげなグラデーションの飲み物・・・うっとりします。値段も量も同じのようですが、売り上げは5倍!令和版はSNS映えも大きなポイントのようです。昭和・令和どちらのクリームソーダも美味しそうですが、写真を撮りたくなるのは令和版でした。
鹿児島県内のクリームソーダ
MINATO CAFÉ 「錦江湾クリームソーダ」
桜島のフェリーターミナルにあるMINATO CAFEのInstagramに「錦江湾クリームソーダ」というとってもかわいいクリームソーダがアップされていました。ターコイズブルーのような錦江湾ブルーのソーダにバニラアイスが浮かんでいて、真っ赤なさくらんぼとレモン、ミントがトッピングされていました。お店で錦江湾を眺めながらでもいいですし、テイクアウトもできるようですので、お天気のいい日は桜島のどこかでのんびり錦江湾クリームソーダを楽しむのもいいですね。
StopBy 「メロンクリームソーダ・ブルークリームソーダ」
2018年6月に新装オープンしたカフェです。黒之瀬戸大橋を渡って国道389号線を左回り、10分の長島町下山(しもやま)門野(どの)にあるお店です。
店名の通り「立ち寄り」たくなるおしゃれなお店です。優しい色のメロンクリームソーダ・ブルークリームソーダにグラスの飲み口いっぱいいっぱいになるほどのバニラアイスがどーんと乗っかった夢のようなクリームソーダです。お天気のいい日はお店の外にある
海のすぐ上に、海に浮かんでいるように感じる開放的な潮風に吹かれながらテラスでいただきたいですね。
このほかにも紹介したいお店がたくさんありました。このテーマも第二弾、ご期待ください笑。そして美しい流行りのスイーツとして「フルクリームソーダ」というものもありました。青い空に浮かんだ白い雲のようなゼリーが・・・という飲み物です。第二弾もお楽しみに。