Kitchen HUB Dining 荒田 知宏(あらた ともひろ)さん
屋久島町宮之浦で、レンタルスペースとカフェを営む荒田知宏さん(37)。
中学校まで宮之浦で過ごし、高校から島外へ。そして10年ほど前にUターンしました。
これまでの事業の基盤はガソリンスタンド、車販売やレンタカー業。飲食業は全くの素人だという。
Q:荒田さんがレンタルスペースとカフェの経営を始めた、きっかけは?
4年ほど前に番組で、店舗を持たないフリーランスのカレー屋などの紹介があったこと。
飲食業も新しいビジネススタイルに変革していくと感じた。
たまたま荒田さんのガソリンスタンド前の物件が空き、シェアキッチンにしたいなと思い開業を決心した。
しかし離島だけに、料理人探しは大変。屋久島が好きなIターンやUターン、飲食業をしている企業が期間限定で来てもらうことを計画した。そして、長崎出身のIターンの人1人が、ランチで入ってもらうことになった。
お店の名前はキッチンハブ。
ハブ空港のハブ(HUB=拠点)だ。レンタルキッチンが拠点となって料理人と人を繋ぎたいという思いがある。
メニューは、豚の軟骨丼、ちゃんぽんなど。カフェも入っているのでピザやパスタ、カレーもある。
屋久島で暮らす荒田さんにとって豊かさとは、余裕だという。いろいろなことも含めて環境もそう。
余裕がないと豊かになれないと考えている。
料理人・長崎からきた古川健太郎さんも、屋久島の良さを感じながら仕事をすることが豊かな暮らしのきっかけになればと、うれしいという。
自分が大好きな場所で暮らせることが、豊かさの基本かもしれない。
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