レブナイズ B2昇格ならず 準々決勝で敗退

バスケットボールB3リーグ、レギュラーシーズン4位でプレーオフに進んだ鹿児島レブナイズは4月21日と22日、ホーム西原商会アリーナで5位横浜エクセレンスとの準々決勝に挑みました。2日間合計3500人超のブースターがレブナイズのB2昇格の後押しをしましたが、惜しくも連敗で今季終了後のB2昇格を逃す結果となりました。

【4月21日・GAME1】

リーグトップの攻撃力を誇る横浜EXに対し、ハードなディフェンスで対抗するレブナイズでしたが、3Qまでに10点のリードを許します。しかし最終4QにレブナイズはゲインズJrや中島のシュートなどで一気に追い上げ同点に。大歓声に沸きましたが終盤、勝負どころのシュートを確実に決めた横浜EXに再び徐々に引き離され、98-104で悔しい敗戦となりました。

【GAME1】空を飛ぶように華麗なダンクで沸かせる#23ゲインズJr

★鹿児島  22 16 29 31 |  98

☆横浜EX 28 18 31 27 | 104

#23 ゲインズJr:36得点

#17 ファクエイド:24得点・11リバウンド

#32 武藤:13得点

#1 中島:12得点・8アシスト

#12 藤田:10得点

#50 長尾:1得点・5アシスト


【4月22日・GAME2】

前日の反省を生かしたディフェンスでペースを握ったレブナイズ。2000人のブースターを前に、エースのゲインズJrが1Qだけで4本の3Pシュートを決める活躍でリードします。その後逆転を許しますが、後半3Qにファクエイドがゴール下で強さを見せ、外からは中島のシュートも決まり、再びリード。しかし終盤、高さと強さを生かす横浜EXに主導権を握られ、再度逆転を許すと、ファウルにも苦しんだレブナイズは3人が退場となり万事休す。77-86で準々決勝での敗退が決まり、悲願のB2昇格はなりませんでした。

【GAME2】怪我から復帰後最長出場で12得点挙げた#11森田

★鹿児島  20 19 22 16 | 77

☆横浜EX 17 24 16 29 | 86

#23 ゲインズJr:25得点・6アシスト

#17 ファクエイド:19得点

#11 森田:12得点

◆クルニッチHC『選手たちは最初から最後まで多くのエナジーを費やしてプレーしてくれた。ブースターの皆さんの応援が本当に支えとなったし、素晴らしい雰囲気の中で戦うことができた。GAME1より良いディフェンスで入ることができたが、フリースローや細かいミスなどが最後の勝敗を分けた。勝利に届くほどのプレーが十分にできていなかった。横浜という強いチームを止めることができなかった自分たちに敗因がある。結果には満足したとは言えないが、自分たちのやってきたこと、努力してきたことに関しては間違いなかったと思っている。レブナイズの成長を感じることができた1年だった』

◆ゲインズJr『プラン通りにいかない試合だったが、レブナイズの一員としてプレーできて良かった。最後の試合にしたくなかったが、このような結果となってしまい悔しい気持ちはあるが、全てのエナジーを出して戦うことができたし、リーグのどのチームよりも一番いいチーム・メンバーとプレーができたと思っている。温かい鹿児島ブースターの支えに感謝している』

◆武藤キャプテン『1シーズン応援してくれた皆さんに対して負けてしまって申し訳ない気持ちと、その中でここまで応援してくれた方に感謝の気持ちでいっぱい。GAME1とは違う展開もできることを示せたことは良かったが、勝って今後のゲームに繋げていきたかった。掴んだチャンスを活かせなかった僕たちの弱さ。やるべきことを徹底するシーズンの中で難しい試合があったが、チーム一丸となってここまで戦ってこられたのは、チームとして非常に財産になると思う』

◆藤田『点数にも表れている通り、GAME1よりディフェンスはできたと思うが、結果が全て。初のプレーオフをホームで試合ができる状況だったのに、2連敗でシーズンが終わってしまったことは非常に悔しい。ブースターの大きな声援を聞いて、これがホームコートアドバンテージなんだと身に染みて感じたが、その中で勝てなかったのは本当に申し訳ない気持ち。鹿児島のバスケの盛り上がりを、在籍年数を重ねるごとに感じているからこそB2へ行きたかった。レギュラーシーズンの1勝の重みを知ったプレーオフでもあった。1つも取りこぼさないことはとても大きいので、この経験を次に繋げていきたい』


なおB3リーグレギュラーシーズンの個人表彰がこれまでに発表され、レブナイズからはアンソニー・ゲインズ・ジュニア選手が「年間ベスト5」と「スティール王」(1試合平均2.37)を2シーズン連続で受賞しました。

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