女子鹿児島13年ぶり・男子鹿児島工2年ぶりV 高校バスケ・ウインターカップ県予選

高校スポーツの冬の全国大会に向けた戦いが始まっています。バスケットボールの全国高校選手権・通称ウインターカップの県予選決勝が10月23日、サンアリーナせんだいで行われました。

【女子】

決勝はインターハイに出場した鹿児島高校とれいめい高校の対戦。試合は両チームがそれぞれの良さを発揮して、激しいシーソーゲームになりました。終盤、鹿児島が3年生鎌田の3Pなどで9点のリードを付けますが、そこかられいめいもインサイドを中心に怒涛の追い上げ。残り30秒で3点差まで詰め寄ります。しかし終盤激しくボールを動かして逃げ切った鹿児島。86-83で鹿児島高校が夏に引き続き13年ぶりのウインターカップ出場を決めました。

鹿児島高校の3年生で唯一この大会まで引退せず残った鎌田まりあ選手は、試合後嬉し涙で後輩たちに囲まれていました。『バスケが大好きなので迷いは無かった。夏のインターハイでは自分たちのプレーができなかったので、ウインターカップではディフェンスからしっかりと作っていきたい』と話していました。


【男子】

決勝は夏のインターハイ初出場だった池田高校と、夏はベスト8だったもののれいめい、川内と強豪を立て続けに破った鹿児島工業高校の対戦。試合は序盤なかなかシュートが決まらずリズムに乗れない池田に対して、鹿児島工業はリバウンドで優位に立つと連動した攻撃で前半最大14点のリードを作ります。しかし池田は7点を追いかける後半、ディフェンスから勢いに乗ると3Qに逆転。4Qは激しいシーソーゲームになり、終盤粘りのバスケでじりじりリードした鹿児島工業が59-56で勝利。2年ぶりのウインターカップを決めました。

ゲームキャプテンの3年生武田大輝選手は『ディフェンスから我慢強く戦えたのが勝因。苦しい時間もチームの合言葉である”Win!を言い続けた。全国大会では粘りのバスケでまず1勝したい』と話しました。

全国から男女それぞれ60チームが参加する全国大会は12月23日から東京で開催されます。

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